Spooks (MI-5 英国機密諜報部)

January 28, 2017

SPOOKS : The Greater Good

 ロンドンでCIAの重要手配犯アデム・カシムを移送中の車が襲われ、追跡も虚しくカシムは逃走。MI5史上最悪の失態と報道され責任を追及される中、自殺に見せかけて姿を消したハリーの行方を追うため、かつてMI5を解雇されたホロウェイがモスクワから呼び戻される。
 その頃、MI5内部にカシムの逃走を手助けした協力者がいると考えていたハリーは独自にカシムとの接触を計っていた。ハリーはカシムに、協力者の連絡先を教えれば彼の望みを叶えると取引をもちかける。しかしそこには、極秘裏にカシムの周辺を探り彼らに捕えられたエリンがいた…。

以下わりとネタバレ

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November 25, 2011

Spooks(MI-5) S8-#5「ある捜査官の過去」

 ウォーカーの死は家族にはガンを苦にした自殺だと伝えられた。実際はサラは彼の秘密の口座に中国から合計8回に渡って大金が振り込まれていたことを掴み、自白書にサインさせたあと彼を円満に退官させる予定だったが、その約束の電話の直後に自殺をしたとルーカスに話す。しかし自殺した時間の1時間後にウォーカーとバーゼルの件で会う約束をしていたハリーは、彼の自殺を疑っていた。
 その後、GCHQと極秘作戦に携わっていたCIAエージェントのマイケル・ブレイドンが心臓発作で死亡する。彼の体内からMI6が暗殺に使う薬品が検出されたとCIAは言うが、ロスは米国側の偽装を疑っていた。またバルカン半島の言語の専門家でMI5のアレックス・ウィンチコムも殺され、彼らの共通点を調べていくうち、3人がかつてバルカン半島で行われた英米共同の“ドングリ作戦”に関わっていたことがわかる。

 一方、ロスのMI6時代の上司で現在は引退生活を送っているジャック・コルヴィルから、現役時代の回顧録を読んでほしいとファイルを渡される。生活に困っているという彼はそれを海外で出版すると言うが、そこに書かれていたのは調べればすぐに嘘だとわかる内容だった。彼はなぜそれをあえてロスに読ませたのか。

以下ネタバレ&感想

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November 20, 2011

Spooks(MI-5) S8-#4「拷問者との再会」

 いまさら3週前の(もう4週か?)エピの感想を書いても…って気もしますが、順を追って整理していかないとわかんなくなるので一応書いておきます^^;

 ケント州の移民拘留施設で暴動が起き、かつてモスクワで4年間に渡ってルーカスを尋問していたオレグ・ダシャービンが脱走した。二人にしかわからない方法でルーカスを呼び出した彼は、3週間前に自分が尋問したスーダン人がロシアから逃げ、仲間の工作員たちと英国内でテロを計画しているという情報を漏らす。そして英国籍のパスポートと100万ドルの現金と引き換えにそのターゲットを教えるとルーカスに取り引きを持ちかけてくる。
 ハリーはダシャービンの話が金目的の嘘かもしれないと疑うが、万が一のため英国内のスーダン人を調べ、ワン・ライトという実体のない慈善団体に疑いの目を向ける。
 またルースは、マルコムの情報源だったニック・マニングが11年間続けた月一度の密会に来なかったことを不審に思い、ハリーに報告。彼は自宅のパソコンにある名刺を貼って姿を消していた。ルースはアフリカのテロの専門家であるマニングが何らかの情報を掴んで自ら身を隠し、残された名刺はMI5への警告ではないかと考えていた。

 一方ハリーは、バージルのホテルで西側や中国のスパイによる極秘の会合があったという情報を聞き、CIAのウォーカーに報告。ルーカスをロシア側の二重スパイではと疑っていたウォーカーは、この会合の調査のためサラにルーカスを探るよう命令する。

以下ネタバレ&感想

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August 09, 2011

Spooks(MI-5) S7-#8「核の恐怖」(シリーズ最終話)

 シュガーホース作戦と同様、ロシアもまた英国内に潜在スパイの強大な情報網を築いていた。ルーカスがモスクワから持ち帰ったマイクロフィルムに書かれていた“テイレシアス”作戦が午後3時に発動されることが判明し、内部に入り込んだスパイを警戒するハリーにロスはコニーを利用するよう提案。ロシアの乱数放送を聞いたコニーは、イギリス国内で旧KGBによる携帯式の核爆弾を使った攻撃が行われると言う。
 コニーは万一の時の保険としてロシア側の情報をロンドン・ブリッジ駅に隠していた。作戦の実行役を突き止めるため、ロスとルーカスはコニーを連れウォータールー駅から現在は使われていない地下鉄トンネルを使ってロンドン・ブリッジ駅に向かう。しかしコニーの口封じを目論むFSBの暗殺部隊が彼らの後を追っていた。
 イギリスにいるFSB情報員たちも実はテイレシアス作戦を知らないのではと気付いたハリーは、FSBのサルキシアンに面会し、核攻撃を止めようとしているコニーたちの暗殺を中止するよう申し入れる。サルキシアンは暗殺の中止を指示し、攻撃の実行役と場所も判明したが、市民を避難させる時間はない。コニーは爆弾を自分で解除するから持ってくるよう彼らに言う。

以下ネタバレ(未上陸分含む)&感想&言い訳

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July 21, 2011

Spooks(MI-5) S7-#6「和平交渉の闇」

 先週分はちょっと忙しかったため感想をサボってしまいました…(反省)

 ロンドンでの中東和平サミットを目前に、機密兵器であるはずの電子銃がネットオークションに出品されているのをマルコムが発見。MI-5は危険人物の手に渡る前にこれを落札し、回収のためルーカスが出品者の少年ディーンに会いに行く。しかしディーンが何者かに命を狙われていることがわかり、ルーカスはディーンと彼の母親を自宅から連れ出す。
 ディーンは兵器は拾ったものだと話すが、何かをおそれて隠している様子の彼をルーカスが問いつめると、彼は数日前に団地で見知らぬ男がその銃でバイクの男を狙って交通事故を起こしたところを目撃したと打ち明ける。ディーンに気付いた男は彼を追ってきたが、途中で車に衝突し、ディーンはその時に男が落としたリュックを持ち去ったのだった。ルーカスたちは追っ手を振り切り、ショッピングセンターでジョーが用意した車に乗り換え隠れ家へと向かう。
 兵器は調査班から許可を得て持ち出されたものだったことがわかる。持ち出したのは3年前にシリアの砂漠で失踪したMI-6情報員マイケル・サンズで、ショッピングセンターでディーンたちを追っていた男もかつてサンズと同じMI-6の暗殺班にいた人物だった。
 ジョーとマルコムは団地での交通事故で死んだカメラマン、フィッツモリスの遺品バッグを調べ、その中にあったディスクに今回のサミットでの国連の交渉担当者デニゼットの写真を見つける。セレブを追うパパラッチのフィッツモリスの狙いは同じ日にそのホテルに宿泊していた女優だったが、その際隣室のデニゼットに気付いたらしい。
 ディーンは拾った武器を売ろうとしたが、武器の入っていたリュックは空だったため捨てていた。サンズたちの狙いがそのリュックだと気付いたルーカスは、ディーンとともにリュックを捨てた場所へ。政府支給のリュックにはUSBメモリが隠されており、暗号を解読してみると、フィッツモリスが撮影したとみられるデニゼットの写真に、サンズと外相も同席している姿が写っていた。
 そして同じ頃、ディーンの母親がサンズの手下によって拉致されてしまう。

以下ネタバレ&感想

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July 07, 2011

Spooks(MI-5) S7-#4「危険な結託」

 ルーカスはアルカイダに人脈のある情報源アラムを駅に迎えに行っていた。しかし彼を狙っていた暗殺者に刺されてしまったアラムは、数々のテロに関与したアルカイダ幹部でアメリカで指名手配中のムハメド・コダードがMI5と話したがっていると言い、携帯のSIMカードをルーカスに渡す。
 電話でコダードはハリーに情報を提供したいと言い、そのさい人権派弁護士のスティーヴンスの立ち会いを求めてくる。ハリーはテロリストとの交渉に反対する内相を説得し、ロス、スティーヴンスとともにコダードに指示されたロンドン中心街の密会場所へ向かう。
 コダードはまずMI5と信頼関係を築きたいと言って、その日の午後3時にロンドンで軍事演習を行うと話す。ただしテロの標的となる場所は、アメリカによって不法に勾留され拷問されたタジンとハニミの2名を英国内では罪に問わないという内相の声明と引き換えにウェブサイトに掲示するという。その声明を出すことはアメリカが嘘つきだと言うのに等しく、両国間の決定的な亀裂になる。やむを得ず内相が発表した声明は「タジンとハニミの訴追はしないが、新たな証拠が出てくれば再捜査をする」というものだった。
 しかしコダードはその声明に対し「約束が違う」と言って、テロの標的を教えることを拒否。やむを得ずハリーはコダードを拘束するため尾行していたベンの元に特殊部隊を送るが、到着直前に別の組織に連れ去られてしまった。

 アラムを殺害した暗殺者オセティックについてFSBの関与を探っていたルーカス。エリザベータによればオセティックを雇ったのはアルカイダ幹部で、アラムは死んでおらず、FSBへの自白と引き換えに国外逃亡したらしい。FSBはテロの時間が予告よりも10分早まったという情報を得ており、それをあえてエリザベータとルーカスに漏らすことで二人の信頼を試そうとしていた。もしルーカスがMI5にそれを話してテロが阻止されれば、二人はFSBの裏切り者として殺されることになる。

 シュガーホースの情報漏れの件について調査していたバーナードからハリーに連絡が来る。ハリーが当初疑っていた上司ドルビーは潔白だった。しかしシュガーホースを知っていた人物の一人で死んだヒューゴが、かつてコニーと一緒に働いていたことがわかる。

以下ネタバレ&感想

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June 30, 2011

Spooks(MI-5) S7-#3「アルカイダ潜入作戦」

 またいつの間にか邦題が……

 ロスとルーカスはアダムの情報源でパキスタン情報局のマーリンに会う。マーリンによると、新たにアルカイダの欧州担当になったナディフという人物が近々ロンドンで大規模なテロを計画しており、事前にチャットの氾濫“滝”を合図にテロの予行演習を行うという。その情報を受けハリーは内相に警戒レベルの引き上げを進言するが、景気のさらなる後退を懸念した内相はそれを拒否する。
 その後、ネットを監視していたマルコムが“滝”が始まったことを確認。アルカイダに潜入していたベンは携帯システムのチェックを目的とした予行が翌日行われることをルーカスに伝える。
 当日、アルカイダの仲間ジャワドと共に隠れ家を出たベンは予行に使うバッグを回収。その後の目的地をジャワドは口止めされていて、MI5は3人の監視対象にそれぞれ尾行をつけていた。しかし途中で入った食堂のトイレでバッグの中身を確認したベンは、それが本物の爆弾であることを知り、尾行に付いているルーカスにこれは予行ではなく本番だというメモを残す。
 ナディフは会社から遠隔操作で爆破をするつもりで、もし携帯のシグナルが消えれば即爆破される可能性が高い。グリッドで指揮をとっていたロスは実行犯達が向かった市場に特殊部隊と爆弾処理班を送り、実行犯にナディフから連絡が入るのをあえて待つことにする。

以下ネタバレ&感想

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June 23, 2011

Spooks(MI-5) S7-#2

 アダムが死んだ英霊記念日の夜遅く。ホテルのバーでハリーはロスに、ロシアの作戦を暴きカチモフに復讐したいと告げる。
 翌日JIC(合同情報委員会)に出向いたハリーは、クレムリンがロンドンのアルカイダと繋がっているとしてロシアの上級スパイの追求を直訴。しかしJIC側はMI5の私怨のために動くわけはいかないと言ってハリーの訴えを却下する。それでもカチモフの計画を探りロシア側の協力者も暴こうと、ロスを新たなセクションチーフに任命する。
 その頃ルーカスはカチモフに「ハリーがあんたを探っている」と電話をしていた。

 マルコムはGCHQが周波数スキャンで以上を検出し、英国の海に未確認のロシアの潜水艦がいる可能性があることをハリーに伝える。ハリーたちはFSB情報員の中で利用できそうな人物を探し、ロシアの石油会社クリスタス・オイルの英駐在員で将来のロシア大統領候補といわれているベレツキーという男に目を付ける。美術品収集のために不正行為もしている彼の自宅からルーベンスの絵を持ち出し、ロスは12年前に美術館から盗まれたその絵の出所を明かされたくなければロシアの潜水艦の目的を話せと彼を脅す。ベレツキーはFSBの隠れ家に暗号化された通信があり、会社のサーバをダウンさせるよう命じられていたと言う。潜水艦は海底の光ケーブルを狙い大規模なサイバー攻撃を仕掛けようとしているらしい。しかしケーブルは無数にあり、ロシアがどのケーブルを狙っているのかを特定するのは困難だった。

 カチモフとの連絡係としてルーカスの前に現れたのは、彼の元妻エリザベータだった。彼女は結婚前からFSBの協力者だったと打ち明け、MI5が暗号化されたロシアの通信を解読したかどうか探るようルーカスに指示。隠れ家に戻ったルーカスはマルコムのコンピュータ画面の内容を書き出しエリザベータにそれを渡しに行く。
 一方ハリーはロシア側の攻撃を防ぐためカチモフと親しいルーカスを使うことにする。しかし彼が二重スパイである可能性を払拭できずにいたロスはルーカスの隠れ家を調べ、彼が裏切っていた証拠を見つける。

以下ネタバレ&感想

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June 17, 2011

Spooks(MI-5) S7-#1

 遅ればせながら一応感想を書いておきます。

 レッドバックスに拉致されたアダムとジョーは特殊部隊によって救出されたが、ジョーの心の傷は深く、いまだ仕事に復帰できずにいた。
 新たにロンドン担当となったFSBのカチモフが、英国エネルギー協会のデータベースへのアクセスと引き換えにイギリスに協力的な姿勢を示してくる。これにともないスパイの相互交換が行われ、トム・クインの前任者でモスクワで8年間拘束されていたルーカス・ノースがイギリスに戻ってくることになった。
 一方“レンジファインダー”の名でモスクワに潜入していたロスは、近々ロンドンに派遣される上級スパイ“トランキリティ”の情報を追っていた。しかしロシア側はすでにこれに気付きロスの情報提供者を殺害、ロス自身の身にも危険が迫り、急遽帰国することになる。

 その頃、アフガニスタンから一時帰国中の兵士サリヴァンが拉致され、テロ組織が英霊記念日の追悼式典の中止を要求してくる。声紋から犯人がアルカイダメンバーのアキブ・ファリスと判明。またカチモフからの情報により、組織の幹部ハテムはチェチェンとロンドンのムスリムの連絡員だということがわかる。アダムとルーカスはハテムの自宅に潜入し、ダウンロードした携帯のデータから“ファイヤーフライ”という連絡役がいることを掴む。ベンがファイヤーフライを尾行し、公衆電話からの通話先からサリヴァンが監禁されているイーストロンドンの家を突き止め、サリヴァンは無事救出された。
 しかしロスが持ち帰ったデータの暗号を解読したところ、チェチェンのスパイ“トランキリティ”がセントオーガスタス戦争記念館でテロを実行することが判明。カチモフはイギリスに協力するふりをして、MI5がどこまでトランキリティの情報を知っているか探っていたのだった。
 コニーからテロの話を聞いたロスは、ロシアからずっと付いてきた尾行の車を奪い現場に向かう。アダムとルーカスもトランキリティを追って急行。しかしトランキリティが現場の車に仕掛けた爆弾の解除には暗号が必要で、ルーカスはトランキリティから暗号を聞き出そうとするも、彼女はその場で自殺。爆弾の解除は不可能となり、アダムは被害を防ぐため爆弾の仕掛けられた車で人気の無い広場へと向かう。

以下ネタバレ感想

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June 13, 2011

Spooks(MI-5) シリーズ7 今夜9時スタート!

 待ちに待った2年半、ようやく放送の日を迎えました(感涙)
 Spooks史上最もイケメンといわれているリチャード・アーミテージが登場(それでも私はザフが好き^^)
 今夜9時、FOX CRIMEにて放送開始です!

 いちおうトレイラー貼っておきます^^

 ハリーの言う「Revenge」が何を意味するのか、皆様じっくりお楽しみくださいませ!
 月曜夜はルーカス・ノースとアレックス・ブラントナーで目の保養になりそうです♪

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