Law&Order: UK S1-#1 「慈悲なき欲心」
いよいよ日本での放送がスタートしました。
足掛け5年半。長かった!(感涙)
私も冬眠から戻ってまいりました(^_^;)
病院の駐車場に置かれたバッグの中から一酸化炭素中毒で死亡した乳児の遺体が発見される。ロンドン市警のブルックスとデヴリンは、乳児が着ていたコートを販売していた小売店から子供の住んでいた家を突き止め、母親がディオン・ファラという女性であることがわかる。二人が家を訪ねるとディオンは姿を消しており、鑑識が部屋を調べると、暖房が改造されていたため一酸化炭素が漏れ、警報器の電池も外されていたことがわかる。
ディオンの電話の履歴から彼女の妹の住所が判明。妹の元に身を隠していた彼女は、遅刻したベビーシッターを待たずに家を出て仕事に向かったが、帰宅するとベビーシッターはおらず子供は息をしていなかったと話す。また彼女は警報器の電池を外していないし、それが警報器であることすら知らず、子供を病院に置き去りにしたのは人工呼吸の知識が無い自分にとってそれが最善だと思ったからだと語る。
イギリスで放送が始まりDVDも発売になったときにこのエピソードを観たという本家L&Oファンの方もいらしたことでしょう。そこで私が時折目にしたのが、なんでこのエピソードを1話目に選んだのか? もっと相応しいエピソードはいくらでもあるのに、といったご感想でした。
でもイギリスドラマファンからみれば、このエピソードを最初に持ってきたのは当然という気もします。だっていかにもKudosの好きそうな脚本じゃない?(笑) Spooks、Life on Mars、Hustleなどを作った会社だと思うと、この選択は何となく納得できます。
母親の責任、悪いのは母親、と思いきや彼女には彼女の事情があって、だからってベビーシッターが悪いわけでもないし、管理人のふりした業者とか賄賂とかいろいろ絡んで、じゃあ本当に責任を取るべきなのは誰なの?
Kudosこういうの好きだよね絶対!(笑)
で、ここでスティールさんが登場するわけですよ(≧∇≦)キャー
スティールさんは正義の味方なので、とにかく悪い奴を有罪にして罰を受けさせたいのです。でもここで、お前これで確実に有罪に持ち込めるか?本当に大丈夫か?もう一度よく検証しろ、って、冷静に考えることを思い出させてくれるキャッスルさんがまたかっこいい。ビル・パターソン、渋いです。
アリーシャはなんかもう最近キャリーの日記のぶっとんだ女のイメージになっちゃってたので(笑)ひさびさに落ち着いた姿を見れてほっとしました。美人だよね〜(*^.^*)
ちなみにイギリスの弁護士にはソリシター(事務弁護士)とバリスター(法廷弁護士)がいて、わかりやすくいうと警察の尋問で容疑者の隣にいるのがソリシター、法廷でヅラ被って熱弁ふるうのがバリスターです(←わかりやすく言いすぎ。笑)
ブルックスさんたちが所属してるのはロンドン市警で、いわゆるロンドン警視庁とは別物です。市警の管轄は中心部のシティで、それ以外の首都圏全域を管轄するのが首都圏警察(ロンドン警視庁) 「第一容疑者」のテニスンや「リンリー警部」のぼっちゃま&ヘイバースや「Ashes to Ashes」のメンツが所属するのがここですね。市警は管轄がシティのみなので、ロンドンが舞台でも市警察の刑事ドラマってあんまり見たことないかも。
前にも書いたけど、このドラマはレギュラー陣の衣装が素敵なんですよ。アリーシャの着回し術にも注目です!
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