ブラザーフッド S3-#4「告白」
どんなに遅れても書くと言ったからには書くのだ…^^;
カフィ家が休暇を過ごすために借りている家を、トミーは家主のフラネガンから正式に買い取った。私道は舗装して両脇にポプラを植え、家は新築しフランス窓を取り付けるのだと、トミーは将来の計画を語る。しかしあくまで現実的なアイリーンは実際に住むことになるまでトミーの言葉を安易に信じようとはしない。政界を去ると言いながら休暇中も仕事絡みの電話にかかりきりのトミーを見る彼女の目は冷ややかだ。
デクランとキャシーは旅先でキャシーの同僚チャックと遭遇。サロンの同僚にも関わらずよそよそしいキャシーの態度を不審に思うデクランに対し、キャシーは別居中寂しさから酔った勢いで彼と寝たことを認める。互いの行動を責め合う二人はその後大喧嘩に発展してしまう。
マイケルとフレディはノゾーリの家のバーベキューに招かれていた。しかしマイケルはノゾーリの手下のビルに恨まれていると思い込んだうえ、誤って彼のシャツにマスタードを付けて口論になり、フレディに連れ帰られることになる。
その後愛人モリーの家の外に不審な車が止まっていることに気付いたマイケルは、ビルが自分を監視していると言ってコリンを呼び出そうとする。しかしコリンと連絡がつかないため、フレディを連れてビルの家へ。しかしビルはマイケルに恨みなんてないし、頭のおかしいお前なんかにはむしろ近付きたくない。
ただの被害妄想だとフレディが言ってもまったくきかないマイケル。帰宅するとキャスがいない、コリンも母ローズも電話に出ない。キャスとコリンが二人で会ってるはずがないとフレディは言うが、マイケルはフラネガン家に向かう。しかしローズはコリンはボストンへコンサートを聴きにいって、ここへは来ていないと言う。冷静さを失ったマイケルはそのままフレディを置いて一人でプロビデンスに戻ってしまう。
その頃、コリンとキャスはモーターロッジで密会していた。互いに相思相愛であることはわかっているが、キャスはまだ覚悟ができていない。二人でワインを飲みながら、コリンはキャスに「いつかカリフォルニアでワイン農園を開きたい。職人になって伝統に生きるんだ」と夢を語る。
ここは自由の国で、お互いに大人、しかしマイケルは子供なのだ。もし二人の関係をマイケルが知ったら、二人は間違いなく殺されるだろう。それにたとえマイケルと別れても二人が一緒になることはできない。互いを破滅させるようなまねをしたくないのはコリンも同じだ。だけどマイケルが何?
ようやくお互いに心を決めた時、キャスの子供が熱を出したという電話が入る。
マイケルは車の中で朝までキャスの帰りを待っていた。ようやく帰宅したキャスにマイケルは「裏切ったら何をするかわからない」と言うが、キャスは冷たく「薬を飲んだら」と吐き捨てるのだった。
コリンとキャスのシーンがすごくよかった。マイケルとは違う、お互いを思いやる愛が伝わってくる。コリンは殺されても本望かもしれないけど、子供がいるキャスはやっぱりそう簡単に決心はつかないよね。二人の密会はマイケルに対するささやかな反逆でもあったのかも。
フレディが言わなきゃマイケル気付かなかったのに……あの顔はフレディに言われて初めて「二人が密会してるかも」って思ったよね^^; でもフレディもマイケルにダメージを与えるために確信犯的に言ったって感じ。黙ってマイケルの手下に甘んじる人じゃないし。
その証拠にフレディは本当に世渡りが上手だ。ノゾーリの家でもマイケルを説得し、ビルの家では彼の妻にきちんと挨拶を忘れない。マイケルに置き去りにされてやむなくトミーのところに泊めてもらうことになったときも謙虚に頼み、翌日はトミーの子供たちとバドミントンも楽しむ。頭ごなしに突っ走るマイケルと違って、フレディは相手や状況を的確に読んでものを言い、行動する。マイケルを出し抜く機会を虎視眈々と狙っているに違いない。
デクランとキャシーの喧嘩シーンが強烈。ふつう女にツバかけるか?(苦笑) ついに修復不可能な状態になってしまった二人。どちらが悪いというわけでもないと思うけど、人間関係ってそんなものだ。
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