他のイギリスドラマ

ドラキュラ伯爵

 BBCの「シャーロック」の製作陣によるNetflixオリジナルシリーズ。予告編を見て、ゴシックホラーってあまり好みじゃないからどうしようかなって思ったんだけど、全3話で一気見できそうな感じだったのでチャレンジしてみました。

 最初の舞台は19世紀末。トランシルヴァニアのドラキュラ伯爵の城から命からがら逃げ出したイギリスの弁護士ジョナサン・ハーカーが、身柄を保護してくれている修道院でオカルト研究をしているシスター・アガサに城での出来事を語り始める。
 イギリスへの移住を希望する伯爵の物件購入の手続きのために彼の城を訪れたジョナサンは、その滞在中、自分に助けを求めてくる者が城のどこかにいることに気付く。伯爵のいない日中にその人物の捜索を始めた彼は、迷宮のように複雑な造りの城の奥深くで、箱に詰められた「生きた死体」に遭遇する。

 ドラキュラ伯爵の城に到着した時点からゴシックホラーな雰囲気満載だし、おまけにゾンビまで出て来ちゃって「なんじゃこりゃ」だったんだけど(苦笑) そこでくじけずに見ていったら、ジョナサンを追って修道院に現れた伯爵がアガサと絡むあたりから面白くなってきました。
 2話目は伯爵が乗ったイギリス行きの船デメテル号で乗組員や乗客が次々と殺されていき、伯爵がイギリスで殺戮を繰り返すのを阻止するためにアガサが立ち向かう話。
 そして3話目は、海底に沈んだデメテル号の近くから発見された伯爵が現代に復活。イギリスの研究機関”ジョナサン・ハーカー財団”の科学者ゾーイに捕らえられ施設に監禁されるが、「人権」を理由に自由の身となり、今を生きることを楽しむ若い女性ルーシーと出会う。

 独特のわちゃわちゃした映像作りを見ると「シャーロック」の製作陣による作品っていうのがすぐわかる。そして多分、ドラキュラが現代に蘇ってテクノロジーに触れる3話目こそ製作陣がもっとも描きたかった部分で、1話と2話はそのために必要な前置きだったんだろうなって感じがしました。出会い系アプリでエサ探してメールでドラキュラの絵文字使う伯爵の姿を描いてみたかったんだろうね(笑)

以下ネタバレを含む感想です。

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11月のドラマの感想まとめ

 今月は時間に余裕があったため、ドラマをじっくり楽しむことができました。
 ここで個別に感想をアップしている作品は別として、その他に視聴していたドラマの感想をまとめて書いておきます。


「オスマン帝国外伝」

 シーズン3に入ってから毎日1話ずつ順調に視聴を続けています。
 シャーたちを襲ったことでエディルネに追放されたヒュッレム。だけどスレイマンへの愛の囁きでまたしても帝都に戻ってきます。まあ、いつも通りだからわかってたけど(笑)
 だけどヒュッレムが帝都を離れている間にチョバンが痛風、アヤスも黒死病でこの世を去り、ついにヒュッレムの手先は御前会議から姿を決してしまいます。おまけにシャーからヒュッレムの命と引き換えに御前会議入りの後押しという取引を持ちかけられたリュステムは、これを逆手に取ってヒュッレムにミフリマーフを嫁にと所望。ヒュッレムも今までのリュステムのやり口から、彼がいつでも自分を殺せることはわかってるだろうから、なんとかミフリマーフとの結婚を実現させるしかないよね。シャーとヒュッレムのどちらについても得するように立ち回った点がリュステムとニギャールの大きいな違いですね。
 ミフリマーフも、マルコチョールは自分との身分の違いに遠慮してるだけっていう妄想はいい加減やめなさい(苦笑) スレイマンに愛されてるヒュッレムを見て育ったもんだから自分もそういう結婚ができるって思いこんでたのかな。だけど皇族として生まれた以上は政略結婚も義務のうちって思わなきゃダメだよね、可哀想とは思うけど。
 マニサにいるムスタファが許可なく造船所を再開したことを知ったスレイマンは、ムスタファのまたもや勝手な行動に激怒。だけどムスタファは遠征中のスレイマンにちゃんと書簡を送ってました。その手紙を隠したのはもちろんリュステムだけど、調べが入ればいずれバレることなのに、リュステムのことだからまたしてもあの手この手でうまく逃げおおせるんだろうな。


「パラノイド」

 ネトフリで配信してるイギリスのドラマ。ロバート・グレニスターさんが出てるとなれば観るしかありません。
 公園で子供を遊ばせていた女性が刺殺される。警察は近くに住む統合失調症の男を容疑者と見るが、彼が犯人だという証拠は何もない。
 1話だけ見た限りではいわゆる普通の殺人事件捜査ものって印象だったんだけど、捜査が進むにつれドイツの世界的製薬会社の治験とか何やら色々絡んで話がどんどん話が大掛かりになってきて、途中でちょっとわからなくなった…^^;
 でも久しぶりに見たロバート兄さんはちょっと依存症っぽい刑事役で、「フロスト警部」のリードを彷彿とさせてくれました。もっともリードの方がもうちょっと冷静なキャラだったけど。


「ハンドメイズ・テイル」

 全話一気に配信される他のドラマと違って、週1話ずつだからこそ地道に視聴を続けてこられたこのドラマ。だけどシーズン3の10話目を最後に、ついにリタイアすることにしました。
 個人的にはS2からずっとジューンとセリーナの関係に注目して楽しんできてたんだけど、カナダへ連れ出すことに成功したニコールをめぐってついに二人の間に亀裂が。ニコールと再会したことで、やっぱりどうしても手元で育てたいと願うセリーナに、ジューンは「子供に対する愛をわかってない」みたいに言うけど、じゃああんたがオブマシューに対してやったイジメは何なのさ? オブマシューのやったことは確かに許せないかもしれないけど、彼女だって誰かの娘で、彼女の身を案じる母親がいるわけでしょ(生死は別として) その親がオブマシューがあんなイジメにあってるって知ったらどう思うかってとこまで考えが及ばずに「親の愛をわかってない」なんてよく言えたもんだと、正直呆れてしまった。結局自分のエゴだけなんだなって思ったら、急激にこのドラマに対する愛情も失せてしまいました(苦笑)


「フラーハウス」

 高校生の頃大好きだった「フルハウス」の続編!
 消防士の夫を亡くし実家で暮らすDJの3人の息子の子育てを手伝うため、ロンドンにいた妹ステフと、イベント会社を経営してる親友キミーがタナー家で暮らすことになる。でもステフは無職でずっと家にいるし、キミーの婚約者フェルナンドと娘のラモーナも同居することになって、一家は相変わらずの大騒ぎです(笑)
 みんなにそろそろ新しい相手を見つけるべきと言われたDJ は、かつての恋人スティーブと、一緒に動物病院を切り盛りするパートナーのマットとの間で揺れ動きます。どちらかを選ぶと決めたDJだけど、その間に二人にはそれぞれ彼女ができてしまいました^^;
 結局、新しい彼女と別れたマットを選んだDJ。それに対してスティーブは今の恋人と結婚する決意をします。二人に恋人ができなければ本当はスティーブを選ぶつもりだったDJは、複雑な気持ちを抱えつつもスティーブを応援。でもさ、マットもイケメンで明るくて面白いキャラだけど、やっぱDJにはスティーブしかいないよね。
 フルハウスの頃ステフとキミーが大好きだった私としては、二人の相変わらずの毒々しい掛け合いがまた見れて本当に嬉しい!(笑) さらにキミーの婚約者フェルナンドのぶっ飛んだキャラが最高です。私が本格的に海外ドラマに夢中になるきっかけになった作品のひとつだもん、これからも続いてほしいな!

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The Crown S3-#3 「悲劇の波紋」

 ウェールズの炭鉱の村アバーファンで、前日の豪雨により炭鉱のボタ山が崩落する事故が発生。ふもとの小学校や民家がその土砂に巻き込まれ、多くの犠牲者が出た。
 すぐさま現場に駆けつけた首相のウィエルソンはその惨状をエリザベスに報告し、遺族の慰めにアバーファンを訪れるよう伝える。しかし独自に現地を訪れたトニーや追悼会に出席したフィリップと違い、エリザベスは「君主は災害現場には行かない」と頑なに訪問を拒否し続けた。
 崩落したボタ山は規定の6倍の高さにまで造成され、しかも下に湧き水があることもあって、住民からは数年前からその危険性が指摘されていた。今回の事故はその警告を無視し続けた石炭庁に責任があるとして住民たちは政治に怒りの声をぶつける。ボタ山の造成が許可されたのは保守党政権下でのことだったが、大きな政治問題に発展することを避けたい労働党政府は、人々の怒りの矛先を逸らすため「現場を訪れていないのは女王だけ」という新聞記事を出すことを許可する。
 これを聞いたエリザベスはようやく現地の訪問を決定。しかし現場を目にし遺族と面会した彼女は感情を表に出すことなく無表情のままだった。

 訪問後、「やり方が汚い」とウィルソンに怒りをぶつけるエリザベス。でも新聞社の件は一部の閣僚が勝手にやったことだったらしい。
 エリザベスが訪問を拒否し続けたのって、「君主は感情を出すべきではない」っていう言いつけを守り続け、でも現場に行ったらそれが守れなくなるかもっていう不安があるからなんだと思ってた。だから機中で「ここはイングランドではなくウェールズだから、感情を表に出してください」って言われた時に「もっと早く言えよ」って思ったんじゃないかなって思ったんだけど(笑)実際はその反対で、悲しい時も喜びの時も涙を流したことがない自分の無感情さが人々に伝わってしまうことを恐れてたんですね。
 そんな自分は何か変なんじゃないか、というエリザベスにウィルソンは「無感情は君主に必要な天武の才。だが人から好かれるためには演技することも必要だ」とアドバイスします。ウィルソン自身も本来はエリートでインテリで高級志向だけど、労働党の党首として人々から支持を得るためにはそんな自分を隠し、人々の前では皆から望まれる姿を演じてきたわけだ。チャーチルや前の首相たちと違って役立たず、みたいに言われたけど、ウィルソンのこのアドバイスが今後のエリザベスの公務に良い影響となっていくのかもしれません。
 しかし無感情という割には、若い頃フィリップと喧嘩してテニスのラケット投げたりしてたよね(笑)

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クリミナル イギリス編とフランス編

 Netflixで配信されているオリジナルシリーズ。他にもドイツやスペイン版が制作されていますが、まずはイギリスとフランス版から観てみました。いずれも1話完結形式の全3話です。
(ほんのちょっとだけネタバレあり)

 イギリス編は、養女の殺害容疑で取り調べを受ける医師のエドガー、妹の恋人の殺人未遂容疑をかけられているステイシー、不法移民の入国に加担したトラック運転手ジェイの3人に対する取り調べが描かれています。
 取り調べにあたる捜査チームの刑事のひとりが「孤高の警部ジョージ・ジェントリー」のバッカスでお馴染みのリー・イングルビー。おバカなバッカスと全く違って、落ち着いた中堅どころの刑事といったキャラクターでした(笑)

 フランス編は、バンドのコンサートが行われた劇場で起きたテロ銃撃事件に巻き込まれたエミリー、建設現場での作業員の転落事故の責任を追及されるキャロリーヌ、同性愛者嫌悪の暴行事件で容疑をかけられたジェロームへの尋問。

 いずれも事件の捜査ではなく、容疑者として拘束された人物への取り調べを細かく描いたドラマです。
 取り調べといえば、巧みに自供を引き出す「第一容疑者」のテニスンを真っ先に思い浮かべますね。イギリス版とフランス版を見比べると、イギリス版はやはりいつものイギリスドラマらしいというか、刑事たちが巧妙な心理戦で容疑者から自供を引き出す心理的駆け引きがこと細かに描かれていました。特に第1話で尋問を受けるエドガーがひたすらノーコメントと繰り返すところなんか、テニスンだったらどうやって彼から真実を引き出すのか見てみたい気持ちになります。
 その点フランス版はというと、刑事と容疑者の駆け引きよりも、容疑者が事件にどう関わっているか、なぜそのように事態に至ったのかという容疑者の心情を重視したエピソードだったと思います。第1話のエミリーは事件で恋人を失ったけど、その後彼女は現場にいなかったという友人からの告発があって尋問を受けることになります。事件以降SNSなどで被害者救済活動を行なっていた彼女は、政府からの被害補償金が目当てで嘘をついていたのではないか?という話なんだけど、実際はもっと単純なことだった。嘘をついたらつき通さなければならない、その嘘も誰かのためだったという彼女の葛藤を考えると、もちろん法律上それは詐欺とか偽証になるとはいえ、とても胸が痛くなりました。

 どちらが好きかといわれると難しいな〜^^; 刑事ものとして見応えがあって内容も濃いのはイギリス編だけど、実際に誰もが抱えうる悩みを描いて感情移入できるのはフランス編の方かも。
 このドラマ、イギリス編もフランス編もセットがまったく同じなんですよね。となるとドイツ編とスペイン編もやはり同じなのかな。
 どのエピソードも1話あたり40分程度なので時間的に気軽に臨めるし、だけどその気軽さを感じさせないくらい各話とも充実したエピソードとなっているので、刑事ものがお好きな方はぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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シェイクスピア&ハサウェイの事件簿

 AXNミステリーのCMを見ていて、このオヤジの風貌がまず苦手だぞと思ったものの、最近は仕事が忙しくて心身共に疲労が蓄積してるせいか、ストラトフォード・アポン・エイヴォンの風光明媚さに癒しを求め(笑)気楽な気持ちでチャレンジしてみました。

 元警官のフランク・ハサウェイは私立探偵事務所を経営しているが、主な依頼は盗難車や迷子ペットの捜索で、助手セバスチャンの給料はおろか税金も滞納している状態。
 ある日、結婚式を目前にしたルエラ・シェイクスピアという女性が、出会い系サイトで知り合った婚約者のクライブが彼の秘書ジャニスと浮気しているのではと疑い、調査を依頼してくる。フランクは普段は浮気調査は引き受けないものの、経営状態の悪さからしぶしぶ依頼を受けることに。しかしその後すぐに秘書との浮気が自分の誤解だったと知ったルエラはフランクに依頼をキャンセルするが、1000ポンドの報酬がどうしても欲しいフランクは食い下がり、クライブが複数の出会い系サイトですべて偽名を使っていたことを突き止める。また彼がルエラに贈った祖母のネックレスと同じ物を通販番組で偶然見たフランクはこれが結婚詐欺だと気付き、ルエラに結婚の中止を警告しに行くが、式場スタッフに追い出されてしまう。
 無事に結婚式を終えたルエラだったが、スピーチのメモを取りに部屋へ戻ったクライブを呼びに行くと、彼は胸を刺されて死んでいた。美容師だったルエラの仕事道具のハサミが無くなっていることに気付いた警察は彼女を連行するが、彼女は部屋に行く途中でチェ・ゲバラ似の男とすれ違い、彼が犯人だと訴える。
 決定的な証拠も無いため後日釈放されたルエラだったが、ホテルに結婚式の代金を支払いに行くとカードが使えず、銀行の口座がカラになっていることがわかる。またルエラは自分の美容室の売却金25万ポンドをクライブが経営する貿易会社に投資したが、それも幽霊会社だった。
 金を取り戻すためルエラとフランクはクライブのパソコンを調べようとするが、ホテルで見かけたチェ・ゲバラ似の男がルエラの自宅に侵入し、クライブのパソコンを持ち去ってしまった。レンタカー会社の記録からその男の滞在先を突き止めた二人は彼の元を訪れる。彼はパナマ国籍の私立探偵で、2012年に死んだはずの夫がクライブとして生きていることを知った妻から金の行方を追うよう依頼されたと話す。クライブが自分だけではなく過去にも他の女性から結婚詐欺で金をだまし取っていたことを知ったルエラは、フランクとともに犯人を捜すことにする。
 その後犯人も判明し、クライブの共犯者だったジャニス追って金を取り返したルエラは、その金でフランクの滞納していた事務所の事業税を払い、共に探偵事務所を経営していくことにする。

 と、物語のスタートとしては無難な滑り出しの第1話でした。
 ついでに2話目も続けて視聴。
 シェイディ・ヌークという老人ホームを経営するピンコット夫妻が事務所を訪れてくる。3ヶ月ほど前から物音や電気系統のトラブル、ゴキブリ騒ぎ、役所への苦情、結婚25周年の記念にお悔やみのカードが送られてくるなどの嫌がらせが相次ぎ、入居者も減ってこのままでは経営も危うくなると、真相を究明してほしいという依頼だった。
 ルエラとフランクは演劇学校卒の助手セバスチャンを介護助手として施設に潜入させて調査を始める。そんな矢先、昼食時に施設長のピンコット夫人が屋上から落ちて殺される事件が起きる。フランクたちが調査を続けていくうち、その日はかつて入居していたエレナ・ジェフソンという女性の一周忌にあたる日だったことを知る。エレナは認知症で、幻覚を見て夜中にブザーを鳴らしたりと騒動をよく起こしており、それに耐えかねたピンコットがブザーを作動しないようにしたことが原因で、エレナが発作を起こしてブザーを押したことに気付かず彼女を死なせてしまったという過失があった。

 本格ミステリーとか捜査ものというより、本当に軽いノリで観ることができるドラマ。施設に潜入したセバスチャンが入居者の人たちと打ち解けるところとかほっこりした気持ちになりました。かわいい!笑
 そしてメインの二人がもしウザキャラでどうしても無理だったらな…という不安も、実際に見てみたら全然そんなことなかった。フランクなんかむしろ存在感うっす! ルエラが張り切り、フランクがハイハイ…って後付いてく感じかな(笑) だけどさすが元刑事だけあってなかなか頭は切れるんだよね。彼が警官をやめて探偵になった経緯とかもこの先描かれていくのかな。ルエラは「定期検診で辞めさせられたんでしょ」と言ってたけど(笑)

 ミステリードラマだけど、ぐったり疲れてる日でもちょっと楽しい気持ちになれる作品なので、引き続き視聴していこうと思っています。(*^-^)

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女医フォスター シリーズ2(全5話)

 前シリーズのラストで嘘つきのダメ夫サイモンを浮気相手もろとも街から追い出すことに成功したジェマ。
 あれから2年、息子のトムと忙しくも充実した日々を過ごしていたジェマの前に、サイモンが元浮気相手のケイトと共に街に戻ってくる。この2年の間に彼はケイトの父親から貰った金を元手にアメリカの会社に投資して成功し、ケイトとの間に娘も生まれていた。いまだに心の傷が癒えず当時から何も変わっていない自分に対し、裕福な実業家となり高級住宅地に家を買って人生を前進しているサイモンを目の当たりにしたジェマは、サイモンが成功した姿を自分に見せつけるために街に戻ってきたと考える。しかしサイモンはそれだけではなく、不当に復讐された仕返しをするために息子のトムをジェマから奪い、元の家を売りに出してジェマを街から追い出そうとしはじめる。
 ジェマは自分の人生や暮らしを守ろうと必死に対抗するが、そんな中、トムが学校の友人に対して暴力事件を起こしたことで停学となってしまう。自分のことばかりでトムの心を思いやっていなかったことに気付いたジェマは、自分たちの敵対心や嫉妬よりもトムのことを最優先に考えてサイモンと協力し合っていくことにするが……

以下ネタバレ感想

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Happy Valley - series 1

 西ヨークシャーの町で警官をしているキャサリンは、亡くなった娘ベッキーが産んだ子ライアンと、元ヘロイン中毒の妹クレアとともに暮らしている。ベッキーの死後、地元新聞の記者で夫のリチャードと離婚し息子のダニエルとは疎遠になっていた。
 この町では若者の間にあらゆる麻薬がはびこっているのが大きな問題で、キャサリンも麻薬絡みでトラブルを起こすゴロツキたちの取締りに日々追われていた。そんなある日、キャサリンは麻薬取引で有罪となり服役していたトミー・リー・ロイスが出所したことを知る。孫のライアンはベッキーがロイスにレイプされて産まれた子だったが、裁判ではレイプに関しては罪を問われず、娘を自殺に追いこんだ彼をキャサリンはいまだ許してはいなかった。
 ライアンは手の焼ける子で、彼が学校でかんしゃくを起こすたびにキャサリンは教師に呼び出されていた。彼の反抗的な態度や問題行動は、父親であるロイスの暴力的な性格を受け継いでいるかのようだった。

 父親の親友ネヴィルが経営する会社で経理をしているケビン。娘が私立学校の試験に合格し、どうしても入学させてやりたい彼は学費のため社長のネヴィルに昇給を申し入れるが、いい返事はもらえなかった。
 もともと父がアイディアを出した会社をネヴィルが独り占めする形で経営し、ケビンは会社の半分の権利を持っているにもかかわらず不当に扱われているように感じていた。日頃から自分に対する待遇に不満を募らせていた彼は、家族と週末を過ごすレンタルキャンプ場の経営者アシュリーが麻薬の取引に関わっていることを偶然知り、アシュリーにネヴィルの娘アンを誘拐して身代金で稼ごうと話を持ちかける。
 しかしその後、妻と娘アンに説得されたネヴィルはケビンに、昇給はできないが彼の娘たちの学費を自分が出すと申し出る。ネヴィルの妻ヘレンが肝臓ガンで余命長くないことも知ったケビンはアシュリーに誘拐を中止しようと伝えるが、計画はすでに実行に移されていた。

 自分のしたことを後悔したケビンは警察を訪れるが、応対したキャサリンにケビンは結局何も話せなかった。
 町のカレー屋の前でロイスを見かけたキャサリンは、店の主人にロイスを見かけたら連絡するよう頼んでいた。その主人からの連絡で、ロイスが入っていったという家を覗くと、返事はないが人が生活しているような様子がうかがえた。しかし、その家のガレージに誘拐されたアンが監禁されていることをキャサリンはまだ知る由もなかった。

以下ネタバレ&感想

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ウェイステッド(WASTED)

 どうやらショーン・ビーンが出ているらしい…ということで観てみたイギリスのコメディ。huluで配信されています。

 ネストンベリーという小さな町でSFファンタジーショップを経営しているモーフィアスと妹のサラ、友人アリソン、ケントの4人は学生時代からの仲間。25才のモーフィアスは15才の時フランス留学中に童貞を捨てたと言い張っているが、みんなそれが嘘だとわかっている。サラはインドに行くために貯金しているというが有言不実行、モーフィアスが想いを寄せるアリソンはヤクの売人クリスと付き合っていて、ブリストルでDJをしていたケントは地元に戻ってかつて働いていた野鳥園に再就職しようとする。かれらはマリファナを吸い大酒を飲んで酔っぱらい、20代の毎日を実に無駄に過ごしていた。
 ある日、アリソンの気を引くためにタトゥーを入れていたモーフィアスはあまりの痛みに気を失い、夢の中に「ゲーム・オブ・スローンズ」のネッドの衣装を着たショーン・ビーンが現れる。モーフィアスの守護霊だと言う彼は、アリソンが好きならもっと自信を持って強気に行けと説教をしてくる。
 それからというもの、モーフィアスは頻繁にショーン・ビーンの幻覚を見るようになる。彼の助言に導かれ、時には反発しつつ、モーフィアスはアリソンと恋人になるための努力を続けるのだった…

なんというシュールなコメディ( ̄▽ ̄;)

 えーとですね、なんでモーフの守護霊がショーン・ビーンなのかというと、ゲーム・オブ・スローンズの大ファンのモーフの潜在意識が守護霊をショーン・ビーンの姿に見せている、ということらしいです( ̄▽ ̄;)
 でもそのわりに「出演作を参考にしろ」とか言ってるし(←ここで炎の英雄シャープが出てくるのがちょっと嬉しいw) モーフも守護霊様のことを普通にショーンって呼んでるしさ。というか、それ以前になんでこんなアホなコメディにショーン・ビーンが出てんの?ってストーリーとか演出以前にそれ自体がシュールすぎる。しかも毎エピソードに出てくるんだよ!w
 でもさ、世界的に有名な俳優さんになっても、こういう意味不明なコメディにも顔出してくれるっていうのは、イギリスドラマのファンとしてはやっぱ嬉しいよね^^

 それにしても毎回のエピソードが本当にぶっ飛びすぎてて、ここまでやるのはアメリカには無いよなぁ、さすがレッドドワーフやミスター・ビーン(←ショーン・ビーンではないw)を世に送り出した国だわ〜と、変に感心してしまったりして。
 ただし、本当にえげつないし汚かったりもするし、キャラクターにはほぼ感情移入できないし(笑) ダメな人はダメな作品かもしれないです(^-^; 私は好きですけどね(笑)

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刑事モースCase16 「呪われたベッド」

 宝石強盗の事件で証言をすることになっていたギャングのベイクウェルが、病気の治療のためカウリー総合病院に移送され、警察が護衛に付くことになる。しかし彼が入院することになったフォスディック棟は死亡率が高く、10番ベッドに入った患者は必ず死ぬという噂があった。
 その夜、ベイクウェルを狙う殺し屋が病院に忍び込む。すぐに気付いたモースたちによってベイクウェルは無事だったものの、殺し屋には逃げられてしまう。

 ノースウェイでは数日前に突然死した女性、ミセス・ザッカリーデスが隣人によって発見され、モースは現場である彼女の自宅に向かう。おそらく発作による自然死のように見えたが、使われた皿やデスク周りの散らかり方が不自然だったことから、来客があったのではと考えたモースはこの件を調べることにする。
 ザッカリーデスの夫は半年前に亡くなっており、彼が死んだのはあの10番ベッドだったという。また近くで暮らす娘の話では、ミセス・ザッカリーデスは入院時の夫の私物が紛失したとして病院ともめていたらしい。しかしその後病院から手紙が来て、彼女が死んだ日に病院から人が来ることになっていたが、その手紙は自宅から見つからなかった。

 ベイクウェルを襲った殺し屋がグラスゴー出身のトーマス・フレイザーであることが判明する。ベイクウェルは手術が成功し回復に向かっていたが、夜中に鎮痛剤を投与した後、朝の回診で彼がベッドで死んでいるのが見つかる。警察の目ををかいくぐってフレイザーが彼を殺したのかと思われたが、フレイザーはその時すでにギャングに殺され、駐車違反の車のトランクから遺体で発見されていた。
 主任のマーリン卿の指示でベイクウェルの遺体は検死されることになり、臀部に皮下注射された痕があることがわかる。モースたちは他の患者の死因と比較するため、かつて10番ベッドで突然死した患者の遺体を墓から掘り起こして調べることにする。

以下ネタバレ&感想

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リッパー・ストリート S5-#1, #2

 スウィフト殺害容疑で指名手配され下水道に潜んでいたリード、ジャクソン、スーザンの3人は、ジャクソンのかつての恋人ミミが所有する劇場に身を隠すことにする。
 ナサニエルの行方を追うリードたちは、彼が闘犬のブルテリアを連れてユダヤ人街の宿にいたことを知り、闘犬場へと出向く。しかしそこに現れたナサニエルは闘犬たちを街に放ち、リードたちの追跡をかわして逃走してしまう。
 一方、自分の犬が盗まれたとH管区署に訴えてきたジェンキンスという男が、かつての自分の犬を連れた男を追っていくリードたちを見たと告げる。新たに所長に就任したシャイン警部補は、その男が目当てであればリードたちは再び闘犬場に姿を現すはずだと考え、留置場で吊るし上げたジェンキンスにまた闘犬を企画するよう強要する。
 新聞広告で闘犬の開催を知るも、それが自分たちを捕まえるための罠だとマチルダから知らされたリードたちは、自然死した死体を手に入れ噛み痕をつけて新たな事件を偽装しダヴに揺さぶりをかける計画を立てる。
 シャインは、リードたちが捕まる危険を冒して人目につく闘犬場に姿を見せたのはドレイクや他の被害者たちを殺したのがクローカー以外の人物だからなのではと考えていた。新たに発見された死体が偽装されたものだということにも気付いた彼は、連日リードに関する記事を書いているスター紙のカステロを脅迫。カステロはリードが追っているのがダヴ警視監の弟だということを話してしまう。

 息子のコナーを取り戻したいと考えているスーザンだが、ローズはすでに彼を手放していた。コナーはダヴの元に託され、ダヴがハックニーに家を買ったことを知ったスーザンは、知人の夫レオナードに使用人として家に入り込んでもらう。しかしそこではコナーの家庭教師として雇われたチェズリーがつねに目を光らせていた。
 マチルダは元の平和な暮らしを願い父親に手を貸していたが、スウィフトの事件や連日報道される記事を目にするたびに、父に対する信頼が徐々に揺らいでいく。

 ビクトリア朝版「三匹が斬る!」だったのが、ドレイクが抜けて二匹になってしまいました……スーザンは違うよね、リードも彼女を仲間とは認めていないし。そもそもリードが求めているのは正義だけど、スーザンが求めてるのは金と自由とコナーなわけだし。そんでリードのように正義を追求したいと思いつつ、結局いつもスーザンにズルズル引きずられてしまうジャクソン…ばかなやつ( ̄▽ ̄;) しかし「バカな子ほどかわいい」という言葉もあるわけで、「彼って魅力的よね。バカだけど」っていうミミの一言に彼のすべてが表れているような気が(笑)
 ナサニエルが闘犬たちを放ったのはワンコたちを自由にしてあげたかったから? それとも自分のかわりに人を襲わせるため? いずれにしてもラムチョップ食わせてたくらいだから獣たちに対して愛情は持ってるよね。
 リードは頭使って頑張ってるけど、涼しい顔して先手を打ってるのはダヴの方でした。カステロにリードの過去の資料を渡したのも、それが記事になってマチルダが読めばリードに対して疑念を抱くようになるのを見越してのことだし。ナサニエルを手元に追いておけばリードたちは自分に手を出してこないし(いざとなったら自分でナサニエルを殺して真実を闇に葬れる、そうされたらリードはおしまい) そんで万が一自分を殺そうとすればコナーはあのおっかないチェズリーに法的に託されてしまうし。シャインもまた真実を追究しているけれど、彼はあくまでダヴ側の人間だから、真実を追究した結果としてダヴに不利になる証拠は徹底的に潰すだろうし。
 おまけにマチルダまで父ちゃんに見切りをつけ……あーあ(゚∇゚|||)
 カステロがネタばらししちゃって今となってはミミ以外に頼るところがないように見える彼らですが、シャインの横暴なやり方に耐えきれなくなったサッチャーがついにリードに協力を申し出てきます。出世欲の塊に見える彼も刑事としては優秀だし、ある意味シャインが反面教師になったのかな。ここでまさかの「新・三匹が斬る!」なるか?!(たぶんならないw) 次回エピソードに期待!

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