ハウス・オブ・フラワーズ(La Casa de las Flores) シーズン1
Netflixで配信されているメキシコのドラマ「ハウス・オブ・フラワーズ」のシーズン1を視聴しました。元のタイトル「La Casa de las Flores」の方がラテンドラマっぽくて好きだなぁ^^
ちょっとネタバレあり
高級生花店「花の館」を母の代から経営するビルヒニア。長女のパウリーナは店の経営を手伝うしっかり者だが、妹のエレーナが連れてきた恋人ドミニクはアメリカ人、末っ子フリアンは定職に就かずフラフラしているという悩みを抱えつつも、ビルヒニアは「理想の家族」を守り続けてきた。
しかし彼女の夫エルネストのバースデーパーティーが盛大に行われる日、20年前に働いていた女性ロベルタが店で首を吊っているのが発見される。ロベルタはビルヒニアに宛てた一通の手紙を遺しており、彼女の死をきっかけに夫の秘密が次々と明らかになっていく。
エルネストと愛人関係だったロベルタは彼の出資で生花店と同じ「花の館」という名前のキャバレーを経営し、9歳になる娘のミカエラという隠し子までがいた。パウリーナがこれを知りながら隠し続けていたということに激怒したビルヒニアは、彼女を生花店の後継者から外してしまう。
さらにロベルタからの手紙には、彼女がエルネスト名義で巨額の借金をしていたことが書かれていた。夫に復讐するためビルヒニアはそれを警察に知らせ、エルネストは財務犯罪で逮捕されてしまう。しかし、しばらくの間刑務所に入ってもらうだけのつもりが、借金が返済されていないことによって、資産や口座がすべて凍結されてしまった。
店の50周年記念パーティーを3ヶ月後に控え、現金作りに頭を悩ませるビルヒニアと、エルネストの保釈のために奔走する家族。ストレスを抱えたビルヒニアは自分で栽培した変な草(大麻)をたびたび吸うようになる。しかしそれを見た近所の若者に、それを売れば金が手に入ると言われ、以来ビルヒニアはその草を花束の中に隠して売るようになる。
息子のエルネストは財務顧問のディエゴと成金娘ルシアと二股してるけど、その二股を解消してディエゴとの関係を家族に打ち明けた後も優柔不断にグダグダ。エレーナは婚約者がいるにも関わらずロベルタの息子クラウディオと関係を持ったうえ、ニューヨークでの建築士の仕事を辞めて店を継ぐと言い出すし。エルネストの弁護士として呼んだパウリーナの元夫ホセ・マリアは性転換してマリア・ホセになってるし、ミカエラは屋敷で一緒に住むことになったうえ、3人の子供たちのうちひとりは父親がエルネストじゃないってことも発覚。何かと首を突っ込みたがるお隣さんのカルメラの存在や、大麻売ってることが町の組織にバレてショバ代請求されるしで、ビルヒニアは無事に周年パーティーを開催し後継者を発表することができるのか…?
ビルヒニアのキャラクターがいい! これだけ問題が一気に降りかかってきてバタバタ大変で苦悩してるのに、その姿にコミカルさを感じる(笑)
ロベルタは自殺することでエルネストに復讐したけど、彼女がビルヒニアに手紙を残したのは、同じ女性としてビルヒニアにも復讐の機会を与えてあげたかったのかも。「熱が冷めてからの復讐は甘美ね」って名言だわ(笑)
それに比べてまだまだツメが甘すぎる娘と息子。特にフリアンは本当にバカ。優柔不断なうえ浮気症で最後はディエゴにもクソ野郎呼ばわりされてるし…。パウリーナの偉そうなくせにおっとりした喋り方も精神病んでるみたいで苦手だった^^;
そんな中で、パウリーナの息子ブルーノと父の隠し子ミカエラの仲良しぶりがとても微笑ましかった。ブルーノも最初はお金持ちのバカ息子っぽかったけど、ミカエラと過ごすうちに責任感が身についたのかもね。
ビルヒニアの最後の決断はわからなくもないな。ぜーんぶ放り投げて、自由を手にした彼女が向かう先はどこなんだろう。そしてお隣さんカルメラの運命は??
ラテンドラマだけど、愛と情熱のテレノベラではなくて、一家がドタバタ奔走する姿を描いたブラックコメディーでした。毎回展開も早くて、1話30分程度のエピソードでノベラ10話分くらいの充実感(笑) 久しぶりに一気に楽しめるラテンドラマと出会えて大満足です^^
引き続きシーズン2も楽しみたいと思います!
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