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December 2020

December 17, 2020

「オスマン帝国外伝」と「ラスト・プロテクター」完走

 長く視聴してきたトルコのドラマ、この2作品をついに最終話まで完走しました。


オスマン帝国外伝

 シーズン4に入ってからは”ムスタファ兄ちゃんと正義の味方たち”しか興味がなくて、ムスタファ兄ちゃんが処刑されファトマが「もう宮殿にいるのアホくさ」って去ってからは完全に消化試合的に視聴してました( ̄▽ ̄;)
 ヒュッレム亡き後のスレイマンは贅沢品を一切取っ払って部屋でコーラン読みながらすみっこぐらし。でもある日町に視察に出て市民たちからボロカスにバカにされたことで、”嫁に先立たれて何もできなくなった憐れな老人”ではなくやっぱ”世界皇帝”として最期を迎えなきゃ!というちょっとおかしなテンションになっちゃいます。この手のおかしなテンションってのは、バリバリに仕事して業績上げまくったけど定年退職後はなんも生きがいがなくなっちゃったっていうオッサンにありがちな典型的パターンではあるんですが、周囲の人たちにとってはこれがある意味ただの老害になっちゃうこともあるんだよね。それが皇帝ともなればいきなり戦争おっぱじめるとか言い出しても全員が従うほかないわけで、政治家たちにとっては何とも厄介な存在になってしまいました。
 そんなわけでもはや消化試合となったこのへんのエピソードは私にとってわりとどうでもいい感じになっちゃったんですが、そんな中で好きだったのがバヤジトの側女デフネ。彼女はヌールバーヌーに妹を人質に取られ、その命と引き換えにバヤジト暗殺のため刺客として送り込まれるんだけど、毒を盛ったところまではやり遂げたものの未遂のまま自分がやったとあっさり認めちゃいます。
 暗殺の失敗はこのドラマのあるあるとはいえ、バヤジトの子を身ごもっていた彼女は出産まで処刑を延期されることに。だけど彼女は一貫して自分の犯した罪に対して命乞いを一切せず、ひたすら妹の無事だけを願い続けました。そんな妹思いなところがバヤジトの心を打ち、彼女は処刑を免れることに(このへんバヤジトはやっぱ甘ちゃんなんだけどね💦)
 これがバヤジトに対する忠誠心につながったのか、バヤジトがイランで軟禁状態になっていると知るや一人で駆けつけたり、最後もヌールバーヌーの手にかかって死ぬくらいならと潔く自害を選んだり、なんか日本でいう”誇り高い武家の女”みたいに成長したな。

 アトマジャが本懐を遂げられたのは何より😭 拷問大好きマフムートが最後すっかりおとなしくなっちゃったのはちょっとさみしいな(^◇^;)
 リュステムの死因を「下痢」と公表したミフリマーフには悪意を感じる。よっぽど憎かったんだね!💩🤣笑


ラスト・プロテクター

 ある日突然父親から「お前はイスタンブールを不死者から守る守護者だ」と言われたハカンが、その守護者を支える存在である忠誠者のゼイネプとともに不死者の正体を暴いていくという、謎解きも含めた部分が面白かったシーズン1。「オスマン帝国外伝」のイブラヒムが不死者ファイサルとして登場し、オスマン帝国時代ゆかりの建築物や伝説などが絡んですごく楽しく観れたし、シーズン2では忠誠者が増えすぎてちょっとどうなのと思いつつも、やっぱり外伝の見慣れた役者さんたちが出演してることや、ファイサルのルヤへの愛が素敵でよかった。それがシーズン3からだんだんハチャメチャな方向に…それでもイスタンブールを救うんだっていう使命のもと頭悪いなりにハカンは頑張ってたし、水が汚染されたせいで発症した病気のワクチンこそが実はイスタンブールを本当に滅ぼすものだったっていう展開も面白かった。
 シーズン4ではいきなりハカンの意識が過去に飛んで初代守護者ハルンに乗り移れるようになって、未来のイスタンブールを救うために過去から変えちゃおうって展開は禁じ手すぎて目が点になりましたが(笑) 結局、不死者だらけになってしまったイスタンブールを元に戻すには「不死者を人間にする薬」が作られた過去に行って早い段階で不死者を始末するしかないし、でもその薬のせいでルヤを永遠に失ってしまったファイサルは、同じく過去の世界で作られた薬を処分するしか幸せになる道がなかったと…。
 不死者を仕切る宰相のハルンへの愛が不死者を人間にする薬を生み出し、不死者を人間に変えて永遠に葬ることに成功したかに見えたけど、”変えられた未来の”現代イスタンブールで目覚めたハカンは、なんとファイサルが生きていることを知ります。滅びたイスタンブールからメフメト2世の時代の自分に乗り移り、そのまままた現代まで生きてきたファイサル。だけど以前の”現代”と違って、かつての仲間たちは人間になって死んだため蘇らせることはできず、たった一人で孤独に生きてきました。そもそも彼の願いは愛するルヤと幸せに暮らすことだけだったのに、その希望が二度も完全に絶たれてしまったわけだからそりゃ辛いよね。最後の最後、あーそう来るかって結末で、個人的には納得のいく良い終わり方でした。
 それにしては不満げだって? それもそうです、まずシーズン2とシーズン4でワラワラ出てくる忠誠者たちの存在が意味なさすぎ(苦笑) S4のゼイネプはほんと何がしたいのか完全に意味不明だし。だけどなんといっても

ハカンどんどん太りすぎ!

 現代イスタンブールではTシャツやパーカー姿だからまだしも、過去に飛んでハルンの衣装になるとビール飲み過ぎのオッサンみたいな腹が目立つのがあまりに哀しかった…顔もまん丸になっちゃってたし😂
 でもさ、父親の小さな骨董店を手伝うだけじゃなくて何かでかいことをやって成功したい!って、ファイサルみたいな実業家に憧れ、だけどイスタンブールを不死者から救う守護者とかいうわけわかんない重責を負って多くの友人や仲間を失っていく中で、ヒーローなんかよりグランドバザールのクソガキだった頃の方が良かったと自身を振り返るハカン。元に戻った世界では父親の遺したお店を継いだ小ぢんまりとした暮らしに幸せを見出せて本当に良かったね。
 オスマン帝国のイブラヒムが出てるって理由で見始めたドラマだったけど、セリムやメルジャンも登場したし(笑)イスタンブールの歴史的建築物や、メフメト2世の時代も描かれていたりして、外伝ファンの目線だけでもかなり楽しめる作品でした。


 とりあえず2作品を最終回まで視聴完了したわけですが、まだまだ視聴中や未視聴のトルコのドラマがいっぱい!🇹🇷
 毎日の課題「トルコ版Mother」が落ち着いたら、考古学者なムスタファ兄ちゃんの「アティエ」シーズン2と、金髪クールなハティジェが見れる「ミア・ザ・ヴァンパイア」の続きをしっかり観たいなぁ( ̄▽ ̄)✨

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