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The Crown S3-#5 「ウェールズ公」

 ケンブリッジに在学中のチャールズ皇太子のウェールズ大公叙任式が決定する。
 ウェールズ内でイギリス政府に対する不満が高まっていることを憂慮したウィルソンは、叙任式の際チャールズにウェールズ語でスピーチをしてもらってはどうかとエリザベスに提案。エリザベスがこれを承諾したことにより、チャールズは1学期間ウェールズ大学でウェールズ語を学ぶことになる。
 ウェールズに到着したチャールズは人々のヤジで出迎えられ、自分はけして歓迎される存在ではないことを実感する。しかもウェールズ語の講師ミルウォードは国粋主義者でプライド・カムリの副総裁でもあった。ウェールズ語でスピーチすることがウェールズにとって有益だと考えた彼はチャールズを一人の学生として受け入れるが、夕食の席でチャールズのウェールズに対する無知ぶりを知ることになる。
 歴代の大公と同じく名ばかりでウェールズになど興味もない、せめて興味を持つふりくらいしろとミルウォードに厳しく指摘されたチャールズは、翌日さっそく図書館に出向きウェールズの歴史について調べはじめる。

 チャールズに友人ができないことを気の毒に思ったミルウォードは、彼を自宅に招いて夕食を共にすることに。ミルウォードの妻や息子と会話を交わしたチャールズは、そこで初めて「普通の家庭」というものを目にした。そしてミルウォードと妻が出会った村がイギリス政府によって貯水池となり、水没して今は存在しないという話を聞く。自分たちの声が聞き入れられずいつも中央政府の言いなりにさせられるウェールズの現実に、自分の意見が尊重されない自身の人生を重ね合わせたチャールズは、専門家が書いた叙任式のスピーチに自分自身の言葉を加える決断をする。

 叙任式の招待状をもらったミルウォードだけど、そこはやはり「ウェールズはウェールズ人のもの」という信条があるから出席は断ります。だけど自分の教え子が立派に晴れ舞台を務める姿は、テレビで見てて誇らしく思ったことでしょう。カーナーヴォン城の周囲に集まったウェールズの人々もチャールズのスピーチに聞き入ります。それはミルウォードがチャールズを政治的信条から敵視せず、かといって特別扱いもせず、互いに「人と人」として交流したことがもたらした結果だと思う。別れの際の「よくやったな」って言葉はチャールズにとって本当に嬉しかっただろうし、いい先生と生徒の姿を見せてもらいました。

 ウェールズ語でのスピーチは、当然のことながら王室の人々は聞いてても理解できない。でも後日その内容を知ったエリザベスは、叙任式の後数日間ウェールズをまわって戻ってきたチャールズに「自分の意見を言うなんて」と厳しく叱責します。
 神に近い存在である王室の人間は自分の意見を持つべきではない、という教えを忠実に守ってきたエリザベスと、誰にも自分の意見を聞き入れてもらえないことを辛く思うチャールズ。問題は、どっちの言い分も正しいってこと^^;
 だからって母親であるエリザベスにさえ労いの言葉ひとつかけてもらえないのは、いくらなんでもかわいそうって思ってしまった。幼い頃から軍隊式の厳しい学校に放り込まれていじめに遭い、ようやくケンブリッジで演劇っていう喜びを見出したのに、今度はいきなりウェールズへ行け。自分の意思は何ひとつ尊重されてこなかった若い頃の彼の人生を思うと、カミラと結婚できてよかったね…と思うのは私だけか?(笑)

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