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December 08, 2016

The Bletchley Circle S2-1「血塗られた手」

 シリーズ2第1部(エピソード1&2)

 かつて政府暗号学校(ブレッチリー)で働いていたアリス・メレンが、科学者のリチャーズを殺害したとして逮捕された。アリスはリチャーズと不倫関係にあったとされ、凶器の銃から彼女の指紋が検出されたことから検察は痴情のもつれによる犯行として彼女を起訴したが、取調べで黙秘を続けていたアリスは面会に来たジーンだけではなく弁護士に対しても口を閉ざしていた。ジーンはアリスが何かを隠しているのではと考え、自分たちで真相を究明しようとスーザンたちに提案する。今では警視庁で事務助手として働くようになったルーシーと、企業でドイツ語通訳の仕事をしているミリーは協力を快諾するが、子供の寄宿学校選びや外務省に転属になった夫の海外赴任の話など家庭内が慌ただしいスーザンはそれどころではなかった。そして何より前回の事件が大きなトラウマとなっている彼女には、子供たちの安全を最優先したいという気持ちが強かった。
 しかしスーザンは自宅を訪ねてきたジーンが置いていった捜査資料の中から花屋の領収書を発見。ミリーが花屋を訪ねると、リチャーズがエリザベスという若い女性に花を贈っていたことがわかる。リチャーズと不倫関係にあったのはアリスではなくエリザベスなのではないか? 留守中に彼女の部屋を捜索したジーンたちは、軍の重要書類と、ソールズベリで起きた化学物質運搬トラックの衝突事故に関する記事の切り抜きを発見する。その記事はリチャーズからエリザベス宛に送られてきたものだった。

以下ネタバレ&感想

 エリザベスはアリスとリチャーズの間にできた娘だったが、二人が結婚することが許されなかったため養子に出されていた。アリスは自分を捨てた父親リチャーズを恨んだエリザベスが犯人だと思い込んで、罪を被るために黙秘を続けていたのだった。しかしエリザベスが何者かに命を狙われたことで、ジーンたちは真犯人がエリザベスに罪を着せようとしていることに気付く。ジーンはそのことをアリスに伝えるも、アリスの控訴期限はすでに切れ、有罪で絞首刑が確定してしまった。判決を無効にするためには、真相を暴き証拠を内務大臣に提出する必要がある。なぜエリザベスの部屋に軍の書類が隠されていたのか。リチャーズは衝突事故の裏に隠された秘密に気付いて記事の切り抜きを送ったのではないか。娘を思う母親の気持ちがわかるスーザンは、アリスを救うべく事故の生き残りの人物に会うため軍の病院へ向かう。

 前回の事件の後、スーザンは家族に過去を打ち明けたのかと思いきや、まだ秘密にしていたようです。まあ機密やら何やらいろいろ事情があるから仕方ないことだと思うけど。ただやっぱり、あれだけ危険な目に遭ったのだから謎解きよりも家族の安全を最優先に考えるようになったのは当然のことです。それでも有能な彼女だから、真相を暴いて誰かを救いたい、何かの役に立ちたい、っていう考えはどうしても捨てきれないんだよね。本当はミリーと一緒に外国を旅したかった…彼女の本音は痛いほどよくわかります。
 今回のエピソードは背景に軍による証拠の隠滅や捏造というものがあり、彼女たちがブレッチリーにいた時代からも話が少し繋がっていて、こういうエピこそむしろシリーズ1にふさわしいんじゃないかって思いました(笑) どこへ行っても彼女たちの行動が監視されている、Spooksファンとしても楽しめる内容でした。
 自分の夫が誇りに思っている軍の暗部を暴いてしまったスーザン。とうとう自分の過去を打ち明けましたが、海外赴任の話を引き受けて家族みんなで外国でやり直そうと決心します。彼女がブレッチリーで軍に多大な貢献をしてきた過去や、今でも人の役に立ちたいと強く思っていることを夫のティモシーも理解してくれて、赴任先で教師として働くことをすすめてくれました。いい旦那がいて幸せだね!
 何が生きがいかは人それぞれ。ミリーのように世界を相手に華やかに生きるのも、ルーシーのように地味ながら堅実に生きるのも、スーザンのように家庭を大切にしつつ社会の役に立ちたいと願うのも。
 無実が証明され釈放されたアリスがエリザベスと幸せに生きていくことを願ってやみません。

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