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July 04, 2010

Spooks(MI-5) S3-#10「さらば友よ」

 いよいよシリーズ3最終話。

 アダムとフィオナの家を監視する男女がいた。彼らは何者で、目的は一体何なのか。
 その日、ドリス・ヒルにある北アフリカのテロ組織のアジトとみられる家で、毒ガス・サリン計画と書かれた文書とロンドンの地下鉄路線図が見つかった。フィオナはコードネーム“バタフライ”というエージェントから、近々ロンドンで北アフリカのテロリストグループの連絡会議が開かれるという情報を入手する。
 ルースはアダムに、フィオナのバースデープレゼントに何を贈るのか聞き出そうとしていた。その会話を耳にしたハリーはベルギー産の高級チョコレートを勧める。

 翌朝、アダムはフィオナに二人の思い出の地であるダマスカスのスークで手に入れたブローチをプレゼントする。
 フィオナとダニーは連絡会議が行われるアジトを調べに行く。バタフライの報告ではあと1時間は誰も来ないはずだったが、二人はそこから拉致され拘束されてしまった。フィオナはバタフライがMI5を裏切ってテロリストに協力したあげく殺されていたことを知らされる。幸せなはずの誕生日が一転、悪夢と化す。

以下ネタバレ感想*S5のネタバレあり*

 北アフリカのテロ組織の情報を持つザファー・ユーニスがハリーの元へ報告に来る。モロッコの組織がロンドンに来ているが、彼らは爆弾を使うのが常套手段で、北アフリカのどの組織もサリンと関わった形跡はないという。アダムは彼にしばらくここで仕事を手伝ってくれるよう依頼する。

 拉致されたフィオナは「首相がイギリス軍のイラク南部からの即時撤退を発表しなければ、二人は生きたまま焼かれる」という文章を読まされる。犯人が息子ウェズのことも狙っていると知らされたフィオナは、言われるままにアダムに電話し彼をサウスバンクのカフェに呼び出す。
 アダムの前に現れたのはカテーラという女性だった。犯人は電話で彼女に従うようアダムに言う。アダムはMI5に定時連絡を入れなければ怪しまれると言ってルースに電話をし、フィオナの誕生日プレゼントは何にしたのかと聞くルースに「きみが勧めたベルギー産チョコレートを贈った。フィオナはとても喜んでいた」と伝える。チョコレートを勧めたのはハリーで、アダムがフィオナにチョコレートを贈るはずがない、何かがおかしいとルースはハリーに言う。

 ルースの「何かがおかしい」は絶対当たるんですよ。ただその勘がなければS5であんなことに巻き込まれずにすんだのかもしれない…って思うと複雑かも^^;
 Spooksと初めて出会ったS4がダニーの葬式で始まったので、彼が死んじゃうのは知ってたわけだけど、ああしてフィオナを守る形で死んでいったのですね(涙) そばについていてあげるルースの表情がいいなぁweep

 今回ザフが初登場〜〜♪o(*^▽^*)o やっと彼に再会できました! 「ピアースさん、カーターさん」「やあユーニス君」はちょっとウケたけど(笑) しょっぱなから仕事のできる奴って雰囲気が出てましたよね〜。犯人の本当の目的に気付いたのも彼だったし^^ ザフといえば黒いコートとBMWのイメージが強いんだけど、チェックのシャツも可愛かったわ♪
 ただ吹替えはアダムと違ってかなり違和感ありました。もうちょっと抑揚のない落ち着いた話し方の方がザフらしいと思うな〜。

 今回はまたドキドキする話でしたよね。もちろん先を見ちゃってるからダニーが死んじゃうのもフィオナが無事なのもわかってるんだけど(知らなければドキドキ倍増だったんだろうなぁ〜)それでもやっぱり面白かった。
 犯人はアダムがフィオナを救うためにカテーラと組むことも、市長公邸の晩餐会に入れることも、すべて見越した上で行動してたんですね。もちらんアダムもすべてをカテーラに打ち明けたわけじゃなく、大事なマイクだけはしっかり隠し持っていました。それにしても体内に埋め込んだ爆弾を爆発させて毒ガスを発生させるなんて、残酷にも程がある。アダムがカテーラを説得することができたのは、彼女がS2で自爆した少年のように信仰心から自爆テロ意識を植え付けられたのではなく、家族を殺された恨みを晴らしたいという復讐心で動いてたからなんだよね。愛する人たちを失った悲しみとやり場のない怒りが彼女を行動に駆り立てた、だからフィオナを必死で救いたいと思うアダムの気持ちが彼女にはわかるし、本当はこんなことで死にたくないって思ってたというわけだ。ダニーの「生まれる国が違えば自分が銃を突きつけてたかも」っていう言葉、きっとアダムとカテーラの中にもそんな気持ちがあったからこそ、最後の選択を思いとどまることができたんだと思います。

 アメリカにもSpooksと似たような作品がたくさんあるにも関わらず、それでもやっぱりSpooksのレベルに及ばないのは、アメリカが自国批判というものができる国じゃないからだと私は思う。もちろんすべてのドラマのことじゃなくて、あくまでこういう政治や軍人や特殊部隊絡みのドラマに限っての話、結局根底にはアメリカ万歳的な思想が必ずあるのが見えてしまうというか。Spooksは、テロは絶対悪であるという部分は貫きつつも、それを起こす原因や責任=「もとはといえば誰が悪い?」という部分にも踏み込んで描いてるんだよね。政府は絶対的正義ではなく、ときに人の道とはかけ離れた選択もするし(むしろその方が多い)、そのたびにアダムたちはエージェントとして従わなければならない立場と自身の価値観の間で葛藤するわけです。いやーー面白いドラマですね!

 ちなみにBBCワールドワイドの情報では、S4は今年10月に放送予定となっています。今度はできれば吹替えより字幕の放送回を増やしてほしい^^; S4エピ6のザフの説得シーンが大好き♪ 本国では同時期にS9が放送ですね(ハーマイオニー=ロスは登場しないそうです) 秋になったらまた盛り上がりましょう〜^^

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Comments

ザフ登場=最終話ですねv

ルースってダニーの事弟のように思っていたのが
よくわかりますよねv
今回の遺体に寄り添ってあげてるのと
S4の葬儀の時にハリーに促されても
なかなか退出しようとしなかったところとか・・

そうですよね。
アメリカって自国批判あまりないですよね
(マイケル・ムーアくらい?)
イギリスは歴史的にみても
諸国に対して相当悪いことをしてきているので
時の政府に対しての批判が起こりやすいですよね。。

ザフ、街頭アンケートを装う場面とか気が利いてますよね。
S4だったか選挙活動を行う人の妨害工作として
その人の自宅のドアを黄色に塗っちゃった時のエピが
好きです。

Posted by: maki | July 05, 2010 at 06:51 AM

makiさん、こんばんは。

猫ちゃんと暮らしてるルースにとって、グリッドのみんなは本当の家族みたいな存在なのでしょうね。

アメリカにはSpooksと似たような存在の
The Agencyというドラマがありましたが、
Spooksとくらべるといまいちツッコミが足りないというか。
それはそれで面白くて好きだったんですけどね^^;
アメリカ国内の問題に関しては結構シビアに描くドラマが多い中で、
こういう対外的なドラマはあくまでアメリカという国が中心で、全人類的な見方で描くという点が欠けてるのかなという気がします。

ザフはいろんな場面でさっと機転を利かせるキャラですよね〜^^
S4といえば、家族を人質にとられた狙撃犯を説得するシーンがすごく印象的で、あれでザフのファンになりました♪
はやくS4も放送してほしいですね。来週FOXさんの試写会があるので、Spooksも試写会やってくれるようまたお願いしてみようと思います(笑)

Posted by: Ayano | July 07, 2010 at 12:33 AM

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