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July 30, 2010

ブラザーフッド S3-#2「金と誇りと」

 釈放となったフレディはマイケルに隠居しろと言われる。おまけに資産は凍結され一文無し。弁護士は好意で金を貸してくれたが、これからは合法的な仕事で金を稼ぐよう釘を刺され、仕方なくフレディは所有していたカーディーラーで車の販売員として働き始める。
 しかし長い間フレディにみかじめ料を払ってきたスクラップ業者のダニーは、フレディに会わせるようモーに要求する。ダニーはイタリア系マフィアのノゾーリに土地を売れと迫られていて、マイケルがみかじめ料を取るのなら、ノゾーリを追い払いフレディの頃のようにしっかり守ってくれと言う。ノゾーリは臨海地区開発に際して土地を事前に安く買い、州に高く売るつもりだった。マイケルは20パーセントを自分によこせば土地の買収を認めると交渉するが、ノゾーリはマイケルのことなど相手にしようともしない。そこでマイケルはダニーに地元中小企業による開発反対集会を開かせる。

 汚職捜査を引き受けたデクランは、オフィス代わりに用意された倉庫をそれらしく整え、議員たちを次々呼び出す。「入札の際に賄賂を受け取ったことがあるか」という質問に、議員たちが正直に答えるはずがないことは彼にもわかっていた。そんな中、下院議員のジャナコウスキーがある業者から500ドルを渡され、通報したことがあると話す。デクランはそれを確かめるためジャナコウスキーに賄賂を渡したモリンスキーに会いに行く。モリンスキーは贈賄を認めたうえで、本当は1万ドル渡したのに議員は500ドルと通報したと話す。
 トミーが臨海開発に関するプレゼンを開催するが、他の議員たちからは開発は夢物語だと笑われ、初めから協力する気のない市長もトミーを小物扱い、おまけに地元の反対集会にマイケルが関わっていることを知ったキルパトリックからも責められる。議長のドナルドは開発に向けて自分が直接キルパトリックと会って話すと言う。その後トミーはキルパトリックから、賄賂の入ったゴルフバッグをドナルドに届けるよう頼まれるのだった。

 ローズは体調不良で病院へ行く。しかし医師や検査技師の態度はそっけなく、処方された薬は薬局では保険が利かないため通販をすすめられる。医療費の請求書が複数届いたため質問に行くが、その相談員もまた事務的な態度。通販の電話は自動音声で会話が通じず、オペレーターと話したいというローズの言葉が虚しく響く。
 老いと孤独がローズを襲っている。家族は誰一人ローズに付き添わず(もともとそういうのを嫌がる人ではあるけれど)、人と人のつながりが希薄になっていることを痛烈に感じさせられる。
 マイケルはフレディの後釜としては役不足と思われてる。ノゾーリからはなめられ、結局買収に応じざるを得なくなったことでダニーはフレディに泣きつく。フレディは意外にも販売員として真面目に働いていて、マイケルが何をしようともう自分の知ったことではない。感心がないというよりも、好きにやらせておけばマイケルが滅びるのがわかっていてそれを待っているようにも思える。
 今の仕事に打ち込んでいるアイリーンは、出産してもすぐに復職するつもりでいるけれど、どうせ子供が産まれたら辞めるんでしょと周囲から思われてるのが面白くない。このへんは意外とアメリカも日本と変わらないのか。

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