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June 06, 2010

孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #7「新たなる挑戦」

 ダラムのリントン製粉所で、管理者のパトリック・フラーが首を吊って死んでいるのが見つかる。遺書などは無かったが、彼のオフィスの金庫が荒らされていた。
 町は総選挙を目前に、保守党候補のマンディと労働党のパーショーと支持者による選挙ムード一色。パーショーは経営悪化で破産寸前の製粉所の雇用を守るためにパトリックから会社を買い取り、現在のオーナーだった。パトリックは前日パーショーの元を訪れ、会計検査官から帳簿に問題があることを指摘されたと話していた。パーショーによると、3ヶ月の間に1500ポンドの金がが消えていたらしい。

 バッカスはロンドンで開催されるセミナーに参加するため、ジェントリー警部からの許可を待っていた。そんなものに参加しても無意味だという警部は一蹴するが、今の場所に将来は無いと考えるバッカスは義父でもある署長に許可を求める。

以下ネタバレ感想(無駄に長いです)

 パーショー、絶対怪しいと思った。だってMI5を潰そうとした合同情報委員会のメイスなんだもん!(爆)
 だけど根っからの悪人じゃなかった。製粉所を買い取ったのもモーリスに口止め料払ったのも、職員の雇用を守り失業者を出さないためだったし、ジェドの父親がわりとして彼の面倒を見たのも罪滅ぼしの気持ちからだった。そしてブライスリーとジェドの言う通り、そもそもパトリックがもっと早く売却していれば、食中毒事件だって防げたはずだったんですよね。改革して良くしていこうと名乗りを上げたけど、前任者のやってたことがあまりにテキトーだったために、その尻拭いがなかなか進まなかった。その結果がこれかと思うと、やっぱり悲しい。あれだけの支持者を集めリサも「話を聞いたけどいい人だった」というくらいだから、手を打つのがもうちょっと早ければきちんと改革を遂行できたに違いないという気がします。それがわかっていたからこそ警部も開票にパーショーを出席させてあげたのかもしれませんね。
 で、初登場バッカスの嫁リサ。バッカスは子供ができた責任を取るために(っていうかジジイに脅されて)結婚したのか。そこに愛が無いのかもと知ったリサが気の毒すぎました。だからデキ婚っていうのは続かないんですよ……「愛はいずれ冷める」「子はかすがい」ということわざはやっぱり嘘ですね(苦笑) 警部は今でも奥さん愛してるしね。
 バッカスは事件の真相をつかむため、ジジイにお願いしてフリーメイソンのメンバーに。なかなかやるじゃん! でもあんな簡単に入会できるはずないよね。これもやっぱりジジイの力でしょうか(笑)

 天然少女ジュリーの扱いに戸惑うジェントリー警部が可笑しかったです(笑) てか、あの時代にまだティッシュ無いんですかっ?!(@Д@;
 江戸時代に日本に来たエゲレス人だか何だかが、日本人がみんな懐紙を持っていて、それで鼻をかんだり手を拭いたりして捨てるのを見て「これは清潔で素晴らしい!」と感動したそうですが(当時の西洋人は手を拭くのも汗を拭くのも鼻をかむのも同じハンカチを使い回してた) それから100年経ってもまったく進化してないのか!と驚きましたよ\(;゚∇゚)/ さすがにジェントリー警部は使い捨てしちゃってましたが(笑)
 よく欧米人は日本人の潔癖ぶりを病的とバカにするけど(たしかに抗菌ボールペンとか赤ん坊に触る前にミューズで除菌とかは病的ですが)私に言わせればあんたたちが汚すぎ(爆) ヨーロッパの石畳なんて数百年に渡る汚物が染み込んでますからね…香水文化が発達したのも悪臭隠しのためだし^^;
 で、ジュリーがつけているといってた香水、ファイブスターのガロール(安っ!) 1964年に発売されたものだそうで、ジュリーって天然だけど流行には敏感なおしゃれさんだったんだな〜と想像させますね。クラシカルなボトルはキャスウェル・マッセイ製品ファンの私にはかなり惹かれるものがあります♪ でも香りは昔のおばさんの香水って感じっぽいかも?^^;

 ジジイにお願いして当初の目標だったロンドン行きをついに叶えたバッカス。ジジイは彼を遠くに追いやるために喜んで許可出したみたいだけど^^; でもすぐ戻されてくるんじゃないのかなー(笑)
 ちなみに今回ジェドを演じてたのはゲーツヘッド出身のジョーディー俳優さん^^ 今年新たに2話製作されることが決まってるそうなので、またまたジョーディーネタ炸裂してくれることを期待しています。バッカスがどのツラ下げてダラムに戻ってくるのかも(笑) そしてぜひ日本でも引き続き放送してもらいたいです。本当に素晴らしい作品でした!

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Comments

レビューお待ちしてましたついに最終話‥今回も秀逸なストーリーでしたね。いったん終了が残念!新エピ期待しちゃいます。がものすごーく楽しみなんですけど!TVの前で、あぁバッカス、アンタはなんておバカなの!と叫んでました。奥さんもいい人だし、何よりジェントリー警部が残れと言ってる!NCIS(ご存知かしら‥ヤンキーものなんですけど‥)のトニーならギブスに行けと言われても行かないぞ!‥スミマセン。英国ドラマにハマりつつあります。ヤンキー英語に慣れ切ってる耳にはジョーディー弁(意味分からなくて調べてしまいました)は新鮮でした!引き続きレビュー読ませていただくますねheart

Posted by: みけ子 | June 06, 2010 at 08:55 AM

Ayanoさん こんばんは。

ホントに素晴らしいシリーズでしたね。
物語も配役も完璧だったと思います。
アメリカのドラマに慣れているので、イギリスのはあっという間で。
ぜひ続きも日本で放送して欲しいです!

今のところ外国でティッシュを持ち歩いてるのは
モンクさんだけだと思います♪

Posted by: Uco | June 06, 2010 at 08:16 PM

みけ子さん、こんばんは。
すみません、同じ投稿が重複されてたので、
ひとつ削除させていただきました…m(_ _)m

NCIS(最近は見てませんが^^;)トニーがギブスのことを大大大好きなのに対して、バッカスはジェントリー警部に対する尊敬よりも自分が大事って感じですよね。微妙な距離を保ってるというか(でもリンリーとヘイバースの特殊共依存とも違う)
新エピソードではバッカスが何と言って警部のところに戻ってくるのか見ものですね。
警部に「だからやめろと言ったのに…」って言われそう(笑)
ジョーディー弁、養豚夫婦が喋っていた意味不明会話がまさにそれです^^;
イギリスのドラマはエピソード数が少ない分、シリーズ通してしっかり作られてて見応えありますよね。
またいらしてくださいね〜^^

Posted by: Ayano | June 07, 2010 at 01:25 AM

Ucoさん、こんばんは。
全7話とあっという間でしたが、実に見応えがあり楽しませてもらいました。
バッカスを演じられるのは彼以外にいませんね(笑)
今年製作される新エピソードには、
「ダルジール警視」のウォーレン・クラークや
バーナビーのトロイもゲスト出演するそうなので非常に楽しみ!happy02
またAXNミステリーで放送してほしいですね♪

あちらの人ってあんまりハンカチとかティッシュ持ち歩かないっぽいですよね…ナプキンとかペーパータオルが比較的どこにも備え付けられてるからかな?
そう考えるとモンクさんも、潔癖というより普通ですよね(笑)
持ち歩きはさておき、オフィスにもティッシュ置いてないというのが不思議でした。

Posted by: Ayano | June 07, 2010 at 01:34 AM

Ayanoさん、こんにちは。
ジジィがあんなですから、嫁は相当のワガママ娘を期待していたのですが、しっかりした良妻ぽかったですね。バッカスのほうが身勝手でした。

>天然少女ジュリーの扱いに戸惑うジェントリー警部
最初、ジュリーが出てきたとき「えっこれで17才?」と信じられませんでした。でも口を開くと子供でしたね。
後でハンカチを返したところがかわいかったです。バッカスはこんなおっとりした女性のほうが相性がいいのかもしれませんね。

バッカス、どんな顔をして戻ってくるのかホント楽しみです!

Posted by: さとうさんた | June 07, 2010 at 02:17 AM

バッカスの嫁がきちんとしたお嬢さんだったのは、少し肩透かしでした。
ロンドンに行きたいのも嫁に尻を叩かれているものだとばかり。
嫁やジジイから逃げ出したいけど責任感は強い、バッカスの厄介なところがわかってすっきりしました(笑)。
警部とのコンビは続くとのこと、私も彼がどんな顔して戻ってくるのか楽しみです。

Posted by: カクテキ | June 07, 2010 at 10:05 AM

さんたさん、こんにちは。
>バッカスのほうが身勝手でした
ほんと身勝手男ですよね^^;
奥さんは本当に彼のことを愛して結婚したのに、バッカスは借金するわ、浮気はするわ…
これではジジイに嫌われるのも無理ありません(苦笑)
「このままではダメ刑事になってしまう」って思ったジェントリー警部は、最初からバッカスのそんな人格に気付いてたのかもしれませんね。

お色気ムンムン17才のジュリー。
サル並と言ったらサルに失礼だけど…って言われてましたよね^^;
だけどちょっとした気配りができる良い子みたいでしたね。

Posted by: Ayano | June 08, 2010 at 12:52 AM

カクテキさん、こんにちは。
リサはワガママに育てられたお嬢ちゃんじゃなくて、
ジジイにしっかり育てられたのですね(笑)
バッカスは結局自分が一番かわいいんですよ^^;
なので戻ってきても絶対自分を正当化すると思います(苦笑)
ジジイはそんなバッカスの本性を見抜いてたのかもしれません。

新エピソードにはあのトロイがゲスト出演することが決まってるそうなので、ワクワクしますよね〜^^
ここにLOMのクリスが加われば完璧な似た者トリオになるのに(爆)

Posted by: Ayano | June 08, 2010 at 01:00 AM

Ayanoさま、こんばんは。
やっと録画してあったのを見られました~。
ブラボーなドラマ・シリーズで本当に全7話があっと言う間でした。
「続編まだかな~」とweb上でざばざばとサーフしていたらBBCの続編ロケのページでダルジール警視(の役者さん)を発見してびっくりしました。ダルジール警視がミステリチャンネルで放送されたとき録画に立て続けに失敗してふてくされて(^^;)見るのをやめてしまったのですが、こちらで過去の記事を拝見していてこれはわたしもツボだったかも~と後悔しました。
ジョージ・ジェントリー、とりあえず終了で悲しいですが、続編が来る日を首を長くして待っています。

>バッカスがどのツラ下げてダラムに戻ってくるのか
ほんとうですね~(´∀`)。#7の終わり方で「すわ、バッカス降板!?」と思いましたが、続編でもコンビ復活するらしくて安心しました! おバカさんのバッカスがいてこその名コンビでもありますものね(笑)。

Posted by: nisemi | June 08, 2010 at 08:21 PM

nisemiさん、こんばんは。
そうなんです、続編にはヨークシャーのおデブも出るのです^^
ちなみにバーナビー警部のトロイも登場するそうですよ〜。彼は北東部出身のダラム大卒で地元っ子なんですよね。彼の北東部訛りが初めて聞けるので楽しみです♪
ロケ地もダブリンから本家ダラムに移るとのことで、今度は北東部で有名な場所などが登場するかもしれませんね。

ジェントリー警部の相棒はもはやバッカス以外に考えられないですよね。
警部もバッカスをきっちり教育しきれなかったことを心残りに思ってるでしょうし。
きっとロンドンで何かやらかして戻されてくるのではという気がします(笑)

Posted by: Ayano | June 09, 2010 at 12:50 AM

Ayanoさま、
ダブり投稿大変失礼いたしましたお手数おかけして‥でもNCISの例えおわかりいただけて嬉しいですheartボスにボクシングでボコボコにされるところとか、いつの間にか背後に忍び寄るところとか、な~んだかジェントリー警部とバッカスがギブス&トニーにカブる‥今日この頃です。リンリー警部とヘイバース(ウチではカエル娘と呼んでます)の関係ともちょい違(笑)ですよね~もうちょっと早くAyanoさんの解説付きで観たかったです。ところで!新エピにトロイ巡査部長が出るなんて、楽しみじゃないですか!それよりも何よりも、バッカスの(どのツラ下げて)が楽しみなんですけど!また遊びに行かせてくださいねheart

Posted by: みけ子 | June 09, 2010 at 08:49 AM

みけ子さん、こんにちは。
いえいえ、お気になさらないでくださいませ〜^^
ジェントリー警部のバッカスに対する愛情は、ある意味ギブスに近いかも。
でもバッカスはトニーほど上司のこと好きじゃないですよね、「最低!」とかブツブツ言ってたし^^;
だけど女に対する手の早さはトニー以上かもしれないです(笑)
バッカス復帰とともに、トロイの役柄もすごく楽しみです♪
解説っていえるほど立派なことは書けないのですが(汗)これからも少数派代表でイギリスドラマのチェックにいそしんでいきたいと思います。
興味のある記事があったらぜひご遠慮なくご意見&ご感想をお聞かせくださいね!^^

Posted by: Ayano | June 09, 2010 at 10:09 PM

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