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May 30, 2010

孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #6「憎しみの残影」

 匿名の密告電話を受けて、ジェントリー警部とバッカスは墓地で張り込みをしていた。そこへ密告の情報通りスーツケースを持ったジミー・コクランが現れ、バッカスが彼を取り押さえようとするも逃げられてしまう。
 ジミーが残していったスーツケースの中には200冊以上の失効したパスポートが入っていた。地元の旅券局では、失効したパスポートは回収しロンドンに送られる決まりになっていたが、ロンドンには届いていない。パスポートの郵送を担当しているマギーは未婚で生後6週間の子供がいることから、金が必要だったのではと考えたバッカスは彼女とジミーのつながりを調べる。
 翌朝、レイプされ絞殺されたマギーの遺体がビーチに打ち上げられているのが見つかる。近くには彼女の子供がカゴに入って置き去りにされ、低体温症で瀕死の状態だった。両親の話では、マギーは学校でも優秀だったがジミーと付き合うようになってから落第し、大学に行かず現在の職に就いてからは事実上勘当されていた。子供ができたことでジミーは真面目に働き更生することを誓ったが、生まれた子供が有色人種の子だったことで彼はひどくショックを受けたらしい。事件の前日にジミーはマギーの部屋を訪ねていたが、その前に40代のアラブ人男性が彼女の部屋に来ていたのを近所の住人が目撃していた。その男性がマギーの子供の父親なのだろうか?

以下ネタバレ感想

 タイトルがまずツボでした。「Gently in the Blood」って(笑)
 それと、密告の電話に関して「訛りはあったか?」というジェントリー警部に、バッカスが「タイン川流域の訛り」って言ってましたね。セリフではもちろん"Geordie"って言ってました♪ 字幕でまんま「ジョーディー」って書いても通じないのはちょっと残念ですが、まあ仕方ないか^^;

 生まれた子が白人じゃなかった…っていうのはマギーが一番びっくりしたことでしょう。だって彼女は父親はジミー以外ありえないってわかってるんだし。でもトーマス・アリさんと出会ってすべて納得したわけですね。学校でみんなが仲間外れにしてたハメドとも仲良くして、アリさんがジミーの父親だってことも受け入れ、女装趣味のセイントさんにはその趣味を察してあげたりと、マギーは他人に対して偏見を持たない素直な子だったんだなぁ。それにジミーもアリさんの息子であることを知ってもそれを恥じたりせず(今まで父親だと思ってたのがまったく無関係の人と知って動揺はしてたものの)マギーはそんなジミーの素直な面に気付いてて惹かれたのかもしれませんね。
 見た目が白人だったジミーを、アリさんの子ではなく「白人の子」として育てるために伯母さんが引き取ったわけですが、当時は白人以外の子を産むことは未婚で出産するのより恥ずべきことだったのですね…。そういえば以前、あるアメリカ人女性(某タレントさん)が、日本人男性と結婚するのを両親に猛反対されて家を勘当され、子供の写真も見てもらえなかった…と話していたのを思い出しました。そう考えるとマギーの母親の行動は冷たいように思えて、当時はあれが当然の反応だったのでしょう。もっとも今でも地方に行けば当時とそんなに変わらないわけですが…………(苦笑)

 ジミーかわいかった^^ プライミーバルに出てる俳優さんなのかぁ………あ、本当だ(←NHKのサイト見てきた) だからってあの恐竜ドラマをわざわざ見る気にはならないが^^;
 そして何にも悪いことしてないのにジェントリー警部の罠のせいでボコボコにされてしまったセイントさんは気の毒過ぎました(;´д`)トホホ…

 そういえば警部とバッカス、前は"Bacchus","Sir"だったのが、いつのまにか"John","Guv"って呼び方になってますよね? それだけお互いに近い存在に感じてるってことだけど、やっぱり前回の「金返せパンチ」がきっかけですか?(笑) さすがに今回はバッカスもお金賭けるのを断ってたし(ちょっと成長したのね^^)
 ジェントリー警部がバッカスの後ろからそっと近付いておどかすシーン、バッカスのリアクションが期待通りで見てるこちらも大爆笑でした(笑)

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Comments

はじめまして、ジョージ・ジェントリーでこちらに流れ着きました。
このドラマは毎回とても重いテーマで見ていて息苦しくなることもありますが、ところどころに入るユーモアが絶妙ですよね(o^-^o)。
こちらのブログは以前からときどき拝見させていただいていたのですが、今回「金返せパンチ」で大爆笑で思わずコメントさせていただきました(*^.^*)。
あれは、「金返せジョーーン!!」というパンチだったんですねー…どうりで力がこもっているわけです。
これからも楽しい記事を楽しみにしております。

Posted by: nisemi | May 30, 2010 at 08:02 PM

Ayanoさん こんばんは。

バッカスの後ろからそ~っと近づいて驚かせるジェントリーさん。
微笑ましい2人でしたねhappy01

そして今回は人種差別ときましたか・・・
『Life on Mars』でもこういう話がありましたが。
聞いていてドンヨリする台詞もあったけど
ジェントリーさんが過去の差別発言を後悔していること、
ジミーが実の父親を受け入れたことに救われました。

番組表を見たのですが、あと1回で終わりなんですね!
寂しい・・・。再放送するたびに見るんだろうなぁcoldsweats01

Posted by: チリ | May 30, 2010 at 11:45 PM

Ayanoさん、こんばんは。
今回も重苦しい話でしたね。あんな事件さえなければ、マギーもジミーといい家族になれたかもしれないのに気の毒です。赤ちゃんが生き延びたのが救いですが。

>ジェントリー警部がバッカスの後ろからそっと近付いておどかすシーン
警部ったらおちゃめでしたね~。バッカスで遊んでます。
あらら・・・あと1話ですか・・・。(> <) キャラにも愛着が湧き、ミステリ部分もしっかりしていてとても参考になるドラマだっただけに終わってしまうのは残念です。

Posted by: さとうさんた | May 31, 2010 at 12:16 AM

nisemiさん、はじめまして。
コメントありがとうございます^^
重く暗い本格ミステリかと思いきや、警部とバッカスのコンビの描き方が絶妙で、いろんな意味で楽しめる作品になってますよね〜♪
警部、絶対「あんなところで遊んでる暇があるならバイトでもして早く金返せ!」と言いたいと思いますよ(笑)
それをあえて言葉に出さないところが好きです(*^-^)

おかしな目線でばかり感想を書いてるブログですが(笑)よろしければまた足をお運びいただけると嬉しいです〜^^

Posted by: Ayano | May 31, 2010 at 12:45 AM

チリさん、こんばんは。
すっかり息がピッタリのコンビで本当に楽しいです(笑)

>『Life on Mars』でもこういう話がありましたが
そうですね〜。
ジェントリー警部がバッカスをしっかり教育しても、この先10年何も変わってないってことですよね……^^;
もっともあそこの部署(ジーンのとこ)が特別ひどいだけかもしれませんが(笑)
ジミーはきっと元々素直なところを持った青年だったのでしょう。だからこそマギーは彼を好きになったのかも…と思いました。

ミスチャンではあと1回だけですが、あちらでは新たに2本のエピソード製作が決まっているそうですよ♪
今度はダブリンではなくダラムやニューカッスル周辺で撮影されるとの噂なので、これまた期待に胸膨らみます^^

Posted by: Ayano | May 31, 2010 at 12:56 AM

さんたさん、こんばんは。
ジミーはパスポート密売の罪を償って更生したら、きっといい父親になるでしょうね。

バッカスは期待通りのリアクションをしてくれるので、警部もつい遊びたくなってしまうのかも(笑)
ミステリとしても秀作だし、コンビの相性もいいし、おまけにジョーディーネタを布教できる貴重なドラマだったので、あと1話でお別れとは寂しい限りです。
続きもぜひ放送してほしいですね!^^

Posted by: Ayano | May 31, 2010 at 01:02 AM

最初にハメドの語ったマギー像から、どんどん本当のマギーが浮かび上がってくる過程が素晴らしかったです。
そんなマギーが惹かれたジミーだもの、ジャミルとして彼女の分までも赤ちゃんを大切にしてくれそうな、そんな希望をもてました~。
>ジェントリー警部がバッカスの後ろからそっと近付いておどかすシーン
バッカス、見事な驚きかたでした。
あれじゃ警部もイタズラをやめられません(笑)。

Posted by: カクテキ | May 31, 2010 at 09:48 AM

はじめまして!いつも海外ドラマのレビュー楽しみに読ませていただいてます。ジェントリー警部はフロストさんの次にお気に入りなので、終了が残念!でも本国では継続決定とのこと、良かったですheart警部とバッカスのコンビ愛にもちょい萌えです。よく見るのはアメリカもの(刑事ドラマが主)ですが、フロストさんやタガートも好きです。オススメの英国ドラマまたご紹介お願いします!

Posted by: みけ子 | May 31, 2010 at 02:12 PM

カクテキさん、こんにちは。
ジミーはマギーとの子供を大切に育てると思います。
アリお父さんの愛情もあるし、きっと大丈夫でしょう!
マギーも本当に良い子でした。

警部、バッカスへのイタズラを楽しんでますよね^^
バッカスの反応がまた期待通りなので、余計に楽しいのかもしれません(笑)
重いテーマが多いですが、こういう息抜きできるシーンが入ると1時間半でも疲れず見ることができますね^^ 張りつめっぱなしのSPIRALは1時間で激疲れしますもん…(そこが好きなんですが^^;)

Posted by: Ayano | June 01, 2010 at 12:54 AM

みけ子さん、こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます^^

ジェントリー警部、本当に面白い作品ですね〜!
もっと暗いドラマだと思ってたのに、バッカスとの軽いやり取りが楽しくて、やみつきです♪
フロスト警部も大好きです。フロストもタガートも見てる人が少ないのが残念ですが、イギリスのドラマも最近じわじわと人気が出てきてるので、今後ファンが増えていくといいな〜と願ってます。
また面白いドラマを発見したらお知らせできればと思います♪
買っても見てないドラマが大量に積んであるので^^;

Posted by: Ayano | June 01, 2010 at 01:04 AM

ayanoさんこんにちは!
イギリスものダイダイ好きの前期高齢者のおばはんです。見てますよフロスト、バーナビー、ジェントリー!! 歳のせいか親近感あるんですよね。人生への深い洞察、傷ついたものへの眼差しなど・・・。私はフロストの第20話『ゆがんだ愛』を見る度涙します。年老いた口うるさい夫をつい刺してしまった老妻の人生を思い、優しく接するフロスト警部に思わずありがとうって言いたくなりました。
これらのドラマが織りなす様々な人生模様をストーリーだけでなく深く味わいながら心のノートに刻んでいけたらと思っています。このコーナーで皆さんの感想を聞く(読む)のを楽しみにしています。

Posted by: カムちゃん | June 03, 2010 at 11:26 AM

カムちゃん様、こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます!^^
フロスト警部、警察署の人たちのユーモラスな雰囲気とは対照的に、描かれる事件は重い結末が多いですよね。そのバランスが実に上手く作られてるドラマだと感心します。
「ゆがんだ愛」は毎回涙ものですが、個人的には「子供たちを狙う眼」や「封印されていた真実」も好きです。それともちろん盲腸男のびっくりエピソードも(笑)
ジェントリー警部は今週で終わってしまうのが寂しいですね。バッカスとの相性抜群のコンビが大好きです^^

Posted by: Ayano | June 04, 2010 at 01:51 AM

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