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October 13, 2009

第一容疑者・希望のかけら "The Final Act"(前編)

 14才の少女サリーが前日の夕方から行方不明になっていた。近所には10代の少年少女を預かるケアハウスがあり、サリーの両親はそこが不良のたまり場だとしてサリーに近付かないよう厳しく言いつけていた。しかしサリーの周辺を調べていくうちに彼女がマリファナを吸い、バスケットボール部の練習をさぼってケアハウスにもよく出入りしていたという、両親の知らない一面が明らかになっていく。
 サリーの友人ペニーは夕方6時頃公園に入っていくサリーの姿を見ていた。しかしバスケットボール部の練習に持って出かけたはずのデイパックは、その時は持っていなかったという。また同級生たちはサリーが人気者の少年カーティスと親しかったと言うが、警察の捜査を知ったカーティスは行方をくらましてしまう。
 公園付近の監視カメラをチェックしていたコックス巡査部長は、夜7時過ぎに会社を出たと言うサリーの父親が実際は5時過ぎに退社し、その後公園近くを車で通っていたことに気付く。テニスンは父親を呼び出し尋問するが、彼は仕事帰りによく一人で酒を飲むことがあり、事件とは無関係だと訴える。しかしそんな中、公園の捜索隊が沼地で女性の遺体を発見、それがサリーだと断定される。彼女は腹部をナイフで刺されて殺され、解剖の結果妊娠していたことがわかる。

 引退がひと月後に迫っているテニスンは酒浸りの日を送っていた。前夜に部下から電話連絡が来たことも記憶に無く、出勤前やランチにも酒が手放せない。部下のシムズはそれとなく忠告をするが、尋問の時に酔っていたのではと知ったミッチェル警視正は激怒。残りの勤務日はすべて病欠にして引退の日までおとなしくしているよう言うが、テニスンは最後の仕事となるこの事件が解決したらすぐにでも引退すると言って拒否。しかし禁酒の必要は感じているテニスンは数年前にすすめられた禁酒会に顔を出すことにし、そこでかつて一緒に仕事をしたオトリーに再会する。
 テニスンの父アーノルドは末期ガンで余命わずかと宣告されていた。今まで働き詰めでほとんど会えなかったことに負い目を感じているテニスンは、父のためになんとか手術や治療をできる医師を見付けようとする。しかし父はすでに死を受け入れていたのだった。

 私生活が崩壊寸前のテニスン、父親との関係、そしてオトリーとの再会。なんだかすべてが幕が下りる方向にダーーーっと進んでて、ああもう本当にこれで最後なんだと嫌でも実感しています。オトリーがかつて衝突して捜査に支障をきたしたことをテニスンに詫びたシーンなんかは、このドラマを最初からずっと見続けている者にとっては本当に感慨深いものがありました。そしてペニーを美術館に連れて行って少女の絵を見せるところも、かつて父親にそうしてもらったようにきっと彼女も自分の娘にその絵を見せたかったんだと思う。でもそれが叶わなかった今、心を通わせたペニーに見せてあげたいと思ったんだろうな。
 父親の臨終の時に他の誰でもないオトリーに電話をしたのが、テニスンの今までの人生を物語っているような気がします。彼女の軌跡をこちらも一緒に振り返っていくみたいで、前編だけでめちゃくちゃ感動して涙ボロボロでした(バカですみません)
 ペニーがサリーの葬儀で読んだ弔辞が「Do not stand at my grave and weep」。日本では「千の風になって」の訳で知られている、アメリカの有名な詩です。
 それにしてもテニスンの尋問はやっぱりすごい。相手が何を言おうとまったくブレない。そして前編ラストの出来事はとにかく衝撃。果たして後編はどうなるのか、今からドキドキしています。

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Comments

引き込まれました!
座りずらい椅子から立ち上がれず観てしまいました
怖かったー
海外ドラマ大フアンなのです
観られて良かったうれしさが 今あります(偶然に)

Posted by: HS | October 14, 2009 at 07:39 AM

第一容疑者final act・・・なんですね。
淋しい限りです。
禁酒会の後のオトリーとの再会。
オトリーの素直な謝罪の気持ちに触れ、
人生で一番長くいた署の仲間=同士として
今までの蟠りは一気に解けてしまいます。
長年付き合ってきた間柄だからこそですね。

それから、ペニーを美術館に連れて行くテニスン。
生きていればペニーより少し大きいでしょうか。
最後のチャンス、けれど結局仕事を選んだテニスン。
自分自身もとんでもないことになっている今、
ペニーはテニスンの心を癒してくれる大事な娘のような
存在になっているのかもしれませんね。

オトリーが撃たれ、どうなってしまうのか。。。
今夜も見逃せません。

Posted by: iku | October 14, 2009 at 11:48 AM

悲しい
いろいろなことが悲しい
でも素晴らしい
今夜の後編が楽しみです。

Posted by: ムール | October 14, 2009 at 02:17 PM

HSさん、こんにちは。
派手な演出は一切無いのにグングン引き込まれてしまう、そこに作品のクウォリティの高さを感じますね。
とにかく素晴らしいドラマです。

Posted by: Ayano | October 14, 2009 at 06:49 PM

ikuさん、こんにちは。
ハスコンズとの再会を見たかった私ですが、やはりここはオトリーさんが最も適役だったと感じました。
仕事人間だったテニスンにとって、共に苦労を分かち合ってきた職場の仲間こそ人生の伴侶なんですね。
やむをえず中絶を選択しなければならなかったときの苦悩も、彼女はずっと忘れずにいたのでしょう。ペニーに対する思いやりにそれを感じました。
後編が楽しみな反面、見てしまうのが勿体ない気もしています^^;

Posted by: Ayano | October 14, 2009 at 06:55 PM

ムールさん、こんにちは。
テニスンの歴史も今夜でついに終わってしまうのですね。
本当に本当に寂しいです。
おまけに夜には雷雨が来るかもという嫌な予報が………
降雨障害にならないよう祈るばかりです。

Posted by: Ayano | October 14, 2009 at 06:59 PM

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