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June 22, 2009

SPIRAL2 #7

 ラルビ兄弟は空港で新たな取引相手と会っていた。その相手はモロッコ国王の軍事顧問をしているメディ・タビブ。ムスはサミーに4日後にスペインで行われる取引に同行するよう言う。
 政治家ブレアンの家庭内暴力事件もみ消しのことを新聞に密告したピエールをマシャール検事正が潰しにかかる。その矢先、サミーの家に刑事がやってきて麻薬密売容疑で彼を逮捕した。サミーは捜査のための偽名で本名はジャマル・アルーン刑事。彼はかつて麻薬組織93の壊滅作戦に関わっていたが、そのとき警官の中にも逮捕者がいたことで、以来彼も監察から目を付けられていたという。
 警官が彼の仕事用の車から麻薬を発見するが、濡れ衣であることは明らかだった。数日後に大捕物をひかえ、このままでは今までの捜査が台無しになることを危惧したロールやロバンたちは、マシャール検事正がサミーを汚職警官として逮捕したことをマスコミに発表する前に何とか濡れ衣をはらそうと動き出す。
 ロバンはサミーのことを密告したのがアブデルだったことを掴む。ロールたちは拷問まがいの暴行でアブデルに嘘をついていたことを認めさせ、サミーは釈放されることになった。しかしこれでようやく捜査再開という時に、ワーグナー判事がロールを司法管理下に置き停職処分にするという決定を下す。

 アジズの居所がわからないカールソンは、ムスから一緒に仕事をしないかと誘われる。刑務所にいる身内に携帯を渡してほしいと頼まれるが、一度は断るものの金のため引き受けることに。弁護士の資格を失うかもしれない危険を冒して仕事をやってのけたが、それに対するムスの言葉は素っ気ないものだった。
 ツァボからはムスがサミーのことを知りたがっているから探りを入れるよう言われる。ロールの件でワーグナー判事の元を訪れていたカールソンはそこで思いがけずサミーの素性に関する情報を手に入れるが、ムスには「彼は潔白」と話す。

 カールソンがなぜロールのことをここまで躍起になって破滅させたがってるのか、なんとなくわかってきた気がする。ロールは経済的に恵まれてるわけでもない、私生活が充実してるわけでもない、だけど彼女が停職になったと聞いて抗議の声を上げる上司や仲間がいる(あのボスなにげにいい人。ちょっとSVUのクレイゲンっぽくないっすか?笑) そして彼らは、やり方はどうであれ少なくとも自分たちの信念に基づいて進むべき道を知っている。自分たちなりの誇りを持っている。一方でカールソンは、その道を進もうと思えば家賃や税金の支払いもままならない生活に陥り、そんな時に支えになってくれる仲間もいない。だからツァボのようなやり手と組む道を選んだけど、やらされるのは下っ端仕事ばかりで、ムスからもほとんど使い走り程度にしか思ってもらえない。自分にはもっと価値があるのに! それを証明するには地道にやるより他人を出し抜くしかない。ムスにサミーの正体を明かさなかったのも、組織が挙げられるのを見越したうえで利益だけさらっておいて、後は知らん顔するつもりなんでしょうね。彼女がロールを潰そうとするのは、彼女自身が選んだそんな道が間違いじゃないんだと自分を納得させるためなのかも。
 深読みしすぎですか?(笑)

 残りあと1話。結局スペインに同行することになってしまったサミー改めアルーン刑事の身が心配。ま、スッキリ解決ハッピーエンドはハナから期待してませんが(笑)←だって正義が勝つとは限らないところがこのドラマのいいところだし^^;

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Comments

カールソンがムスにサミーの正体を明かさなかったのは、逮捕を見越し、もらうものもらって白を切るつもりだと私も推測しました。
しかし彼女の表情は読めなくて難解です。
>スッキリ解決ハッピーエンドはハナから期待してませんが
どう考えてもハッピーエンドが見えてきません。
正義が勝つ(基本的に)!と作られたものを見すぎているせいか、盗み撮りの暗号失敗や容疑者暴行、書類ミスがすっごく迂闊に見えます。
でも本当の警察なんてそんなものかもしれないと思うようになってきました。
スパイラルは正直すぎるドラマなのかもしれません(笑)。
だからこそ気になってしまうのかも。

Posted by: カクテキ | June 22, 2009 at 10:21 AM

カールソンがどこまでいくのか、クレマンは法曹界の地位を維持できるのか、ロールは自分の問題を正視することができるのか。カールソンが彼女を潰そうとしている以前に、ロールは自分の問題を見ようとしてないって感じがしますから。
ハッピーエンドはあり得ないけど、サミーには死なないでほしい〜と情緒的に願うのはスパイラルには合わないですね。
ところでThe Tudorsがミスチャンですか〜。ふーん…ちょっと意外です意味はありませんけど。

Posted by: atsumi | June 22, 2009 at 09:10 PM

カクテキさん、こんにちは。
カールソンの表情からは本当に何も読めませんよね〜。
警察による暴行は、たぶん密室では実際にこんなことが行われてるんだろうなと納得してますが(同じことをジーン・ハントがやっても許せるのはやはり愛でしょうか)
暗号化せず映像を送ったせいでアジズを逃がしたのは失態以外の何物でもありません。警察内部に組織の仲間がいるのかと疑ってしまったほどです^^;
ちょっとした書類の記載ミスのせいで釈放っていうのは他のドラマでも見たことがある気がするし、日本でも警察の失態はときどきニュースでみますから、ある意味現実的に描いてるドラマといえるかもしれませんね。
アジズがあっさり殺されちゃったのはつまらなかったけど^^;

Posted by: Ayano | June 22, 2009 at 11:11 PM

atsumiさん、こんにちは。
ピエールの場合、たとえ地位が危うくなっても自分の行動を後悔することはなさそうですね。警棒のことを嘘ついてうまく切り抜けられると思っていたロールとはそのへんが違います。
サミーには無事でいてほしいです。でも覚悟はしています、そこはやはりSPIRALですから^^;

ミスチャンでThe Tudorsやるんですかっ!? あれはLaLaかスパドラあたりだろうと思ってましたが……いいのかなぁ(爆)
いずれにしても、知り合いがちらほらいるしサム・ニールと麗しのJRM殿が見れるのは嬉しいです^^
そういえばThe StreetはS3が決まったそうですね♪

Posted by: Ayano | June 22, 2009 at 11:20 PM

皆様はじめまして。
毎回このサイトを覗いてまして、このたび清水の舞台から・・・のつもりで書き込みしている61歳のおばさんです。よろしくお願いします。
SPIRALはシーズン1の時から見ているのですが、今回のシーズン2は、毎回ハラハラさせらてまして今回もカールソンの言動が気になりハラハラしてました。
アジズのような暴力的人間が嫌いだったので、あっさりと死んでしまって、私はほっとしています。
ピエールがこのまま圧力に負けるのかと思いきや、やはり正義感を全面に出してくれました。拍手です。
負けるな!って応援したいです。
皆様今後ともよろしくお願いします。
初カキコですので、緊張しています。(゚ー゚;

Posted by: aru-kas | June 23, 2009 at 08:10 PM

aru-kasさん、こんにちは。
いらしてくださって嬉しいです^^

SPIRAL2、先ほど最終回を見ましたが、不覚にも最後泣かされてしまいました。まさかああいう結末になると思ってなかったのでーー^^;
(また後日あらためて感想を書くつもりです)
私も最初アジズがどうしても好きになれなかったんですけど、バースデーパーティではとても子煩悩な姿を見せたりして、意外な面もあるんだなと思いました。
それにしても本当に毎回ドキドキするドラマですよね〜!
シーズン3も製作されるそうなので今から楽しみです♪

Posted by: Ayano | June 24, 2009 at 12:19 AM

横レス失礼しまあす!
私も、あのラストに感動。もう絶対諦めてたので…(涙)
そしてそしてS3製作決定してるんですかっ!うわーい!
ツァボ&カールソン法律事務所もますます繁栄しそうだし、
楽しみですね。

Posted by: atsumi | June 24, 2009 at 06:35 AM

atsumiさん、こんにちは。
いやーーまさかああいう結末になるとは予想だにしませんでしたね!
カールソンとツァボは目指すところが同じ(金)なので、S1の大臣よりもうまくやっていけそう。同時にそれが原因で問題も起きそうな気がします。
S3にもサミー出てくるといいなぁ^^

Posted by: Ayano | June 24, 2009 at 09:15 PM

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