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May 28, 2009

SPIRAL2 #4

 カールソンはラシードが彼女との面会の直後に独房で自殺したことを知らされる。ラシードは看守に「翌日判事に話す」と言っていたが、ツァボはラシードの自殺の原因はあくまで妻の浮気だと結論づけた。彼はカールソンに多額の報酬を支払い、自分の元で働くなら金だけを目的にするべきだと言う。
 ロールはラシードがカールソンのせいで自殺に追い込まれたと考えていた。ラシードの面倒を見ていたクリモという囚人が面会時間の後にラシードと口をきかなくなり、その後ラシードはシャワー室で暴行され自殺したことがわかる。おまけにアジズは姿を消し、ロールたちは唯一の手がかりであるクリモの面会人を見張ることに。
 クリモに面会していたのがムスタファとファルーク・ラルビという兄弟であることがわかる。二人の前科からラシードに暴行を指示した麻薬組織の中枢が彼らである確信を得たロールは、ラルビ兄弟を尾行して組織を暴こうとするが、ロバンとピエールは組織が武装していることも考えて後は麻薬捜査班に任せるべきだと主張する。

 アパートの一室で元ラグビーフランス代表選手だったアンドレ・ジローの死体が発見され、ピエールとジルが捜査を担当することになる。部屋にはいくつかの証拠が残されていて、アルバムから写真が抜きとられていた。アンドレの行きつけのゲイバーの店長は、最近付き合い始めた相手の影響でアンドレの態度が粗暴になっていたと話す。
 容疑者として浮かんだのは空軍パイロットのプサック中尉。参謀長の娘を妻に持つ彼はアンドレとの関係や事件への関与を否定したが、彼が犯人だと言う証拠が揃っていることを示したうえでピエールが「殺したことを認めれば他のことは一切公にしない」と言うと、プサックはアンドレを殺したことを認めた。
 その後、プサックの義父である参謀長が事件当時プサックと一緒にいたと言ってピエールの元を訪れるが、すでに本人が自白しているということでピエールは彼の言い分を退ける。しかしこれが原因でお偉いさんたちの機嫌を損ねてしまったピエールは刑事局長候補のリストから外されてしまった。

 ケヴィンの怪我の後遺症が嘘である証拠写真をワーグナー判事に提出したロールだったが、カールソンはそれこそがロールが執拗にケヴィンを監視している証拠だと主張する。彼女はサラにロールのかつての入院歴を持ち出し、そのためロールは精神鑑定を受けることになってしまう。

 く、暗い……(T T) ロールは自分の言い分を主張すればするほど貶められていくし、ピエールはお偉いさんの望む結末ではなく真実を優先させたせいで出世の道が断たれてしまった。最後のピエールとロールの会話のシーンが暗すぎ。ほんと救いのないドラマですよね…………もっともそこがまた心をえぐられる感じで好きなんだけど^^;
 ツァボにからの報酬で買い物三昧のカールソン。だけど悪いことして稼いだ金でお洒落しても本当に楽しいか? それとも多少は気が引ける? カールソンの表情からはそのどちらなのかまったく読めないところがまたすごい。

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Comments

ピエールは出世できると思い込んでいたので、あららーびっくりしました。
ロールは痛々しいです…カールソンと頭脳勝負して勝てるわけないし、あのワーグナー判事だって最初からスタンスを反ロールに決めてるわけだから、余程決定的な何かを理詰めで持っていかない限り、状況を好転させることは不可能だと思うのですよね。ただただ、ロールの懸命さが空回りしてしまう。やりきれないです。
カールソンは負の世界に魅入られてしまったみたいに見えます。最初は怖くても、次はわくわくしてしまう。自分の命は安泰だから観客として脅迫の場を傍観できる。スリリングな見せ物。こっちに戻ってくる可能性がゼロだとは思いませんが、彼女の山師的な性格もあっちに向いてるのではないかしらん。
それにしても暗くて面白いですね!

Posted by: atsumi | May 30, 2009 at 06:49 PM

atsumiさん、こんにちは。
今回は特に暗くてさすがに陰鬱気分になりました(泣)
個人的に、今まで見た中で最も暗いドラマはフィッツでしたが、SPIRALはその5倍くらい暗いです。
なんていうか、衝撃的なフィッツと違って、このドラマは心より脳に来るんですよね。ロールやピエールの葛藤、カールソンのような欲は誰の心にもあるものだし、だからこそ認めたくなくても理解できでしまう部分があってさらに暗くなるんですよねーーしょせんこの世はきれいごとじゃなく弱肉強食なんだと突きつけられているようです(T T)
もちろんこの暗さが好きな人(私)にはたまらない面白さなわけですが(笑)

Posted by: Ayano | May 30, 2009 at 11:09 PM

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