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SPIRAL2 #1

 パリのあの人たちが帰ってきました。また陰鬱な全8話の幕開けです…。

 駐車場で車のトランクに詰め込まれて焼き殺された男の死体が発見される。現場に金のライターが残されている特徴からこれが一連の“バーベキュー事件”だとロバン判事は言う。ロールたちは事件に使われた車を売った自動車整備工場のモラレスを訪ね、家を捜索中に彼の息子ケヴィンから暴行されかけたロールは彼を警棒で殴り怪我をさせてしまう。
 大臣と手を切ったことで金と成功から遠のいた弁護士のカールソンは、夫が妻を殴るのは当然だと言う移民の男や露出好きのオカマの弁護ばかりに辟易としていた。そんなときロールに殴られたケヴィンのことを知り、カールソンは彼の弁護を買って出る。ロールはカールソンに訴えられることに…。

 名門高校の女子生徒が急性薬物中毒で昏睡状態となり、校内での麻薬の密売が発覚。密売人がアドリアンという少年であることを突き止めたジルたちは彼を逮捕し、彼の自宅の暖炉からは大量の麻薬が発見される。アドリアンからラシードという売人の名を聞き出したロールは、アドリアンを囮にラシードとの接触を試みる。

「BBCで初めて放送されたフランスドラマ」がシーズン1からの宣伝文句ですが、たしかにイギリス好みなドラマですよね。人間心理をえぐるストーリーに似つかわしい薄暗い映像も相変わらず。同じ暗いのでも氷のように冷たいんじゃなくて、カビの生えそうなじっとりとした感じが人間の心にある陰湿さを見事に表現していますね。
 あのカールソンがこんなに窮乏していることに驚きでした。だけど大臣と手を切ったのは正義に目覚めたからじゃなくて召使い扱いが嫌だったからで、今でも金と成功への道を虎視眈々と狙っているあたりはやはり彼女だなぁと。窮地に立たされたロールはどうなるんでしょう。フロマンタンが「たいしたことなくても医者へ行け」って言ったのは、万が一訴えられた時に診断書がモノを言うってわかってたからなんでしょうね。
 ピエールはシーズン1から引き続き離婚調停中。妻の浮気が原因なので慰謝料を請求するべきかカールソンと相談中のようです。
 事件は今のところラップミュージシャンのアジズって奴を中心に断片がバラバラとしている状態。これをどう繋げていくかがこれからの見どころですね。もちろん登場人物それぞれの道もどうなるかわからないし、また毎週ハラハラしながら見ていきたいと思います。

 余談ですが、新米刑事のステフが若い頃のジョン・シムにちょっと似てませんか(笑)

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Comments

いやー待ってました!って感じです。あのチャイムのような音の音楽も好きなんですよねースパイラルだーという気分が高まります。
全体に暗い映像の中で、カールソンの赤毛が輝いています。でもそれはプラスの輝きじゃなくて負の輝き、ねじれた輝きなんですね。彼女の嗅覚は常に闇の方向にひきつけられていきます。一方ピエールは涼しい顔してて上昇志向はしっかりある。ロールとカールソン双方に理解や共感を示しつつも、一番の関心事は自分の出世なのか。もちろん正義感は持ってるけど。
白人上位・移民排斥を煽るラップ音楽も不気味。若者たちに蔓延するドラッグ渦、ドラッグに関して最近いろいろ記事を読むので考えさせられます。いやーやっぱり面白い!こういうのが私は大好きなんですよね。

atsumiさん、こんにちは。
カールソンはどこか後ろめたさを感じつつも、やっぱり成功に対する執念の方が勝ってしまうんですよね。
近所の男の子が事件の様子を録画してたけど、唯一の決定的な証拠になりそうなこれも最後にはカールソンに握りつぶされてしまうのかも…。
ピエールはお偉いさんたちとの付き合いに疲れてるみていですね〜^^; そんな中、ロバン判事だけが唯一さっそうとしてる感があります。
あの新聞記者もこれからいろいろとひっかき回すんでしょうね。どんな展開が待っているのか期待しています♪

お久しぶりです。
あれやこれやの諸般の事情でかな~り後手後手のドラマ鑑賞となっております。
Ayanoさんがスパイラルのエピガイを書かれているのを見つけて「視聴がすむまでとっておこう」とオアズケしてました。
まだ1話だけですがようやく見られ、この陰鬱な雰囲気に懐かしささえ感じました。
トンデモな部分が気にならないこともないですが(笑)、あえて病んだ社会を絡ませてくるところが好きです。
上昇志向とか、金になるから寄っていく、とか正義であるはずの人たちにさえ正直な役をふってくれるのもいい感じです。
今シーズンもどれほどヒドイ話が登場するやら、楽しみです。
>新米刑事のステフ
彼は新人で初登場でいいのですよね?物忘れが激しく、自信がありませんでした。
見ている時はシムさんとは思わなかったのですが、ステフを「子亀のようだな…」と思ったので心の内では若かりし頃のシムさんと見做していたようです(笑)。

カクテキさん、こんにちは。
突っ込み部分はフランスドラマのお約束ですが、SPIRALはまだ少ないのでマシな方かも(笑)
最後かならずしもスッキリ解決せず「これでいいのか!?」と思わせてくれるところが好きです。そのへんがイギリス受けしたのかな〜という気がします。
カールソンはお金と道義の間で多少なりとも揺れているようで、彼女の人間的な部分も見えてきましたね。でもやっぱり最後にはお金を選ぶのかな^^;

ステフを見た瞬間シムさんを思い出しました(笑) 今のシムさんにはそんなに似てないですが、フィッツの頃の若くて細い彼にイメージが重なります^^

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