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May 27, 2009

リンリー警部「背徳の記憶」

 有名な若手ヴァイオリニストのギデオンがコンサート中に突然ステージを去り、そのまま楽屋に閉じこもってしまう。同じ頃、ノースロンドンの住宅街で彼の母ユージニーが車に轢き殺されて発見される。ウェバリー警視の銀婚式に出席していたリンリーとヘイバースは、事件を知らせにきたリーチ巡査部長とともに捜査に当たるようウェバリーに言われ、現場へ向かう。
 近くに停めてあった彼女の車からは、事件の通報者ピッチリーの名前と住所が発見されたが、ピッチリーにはアリバイがありユージニーと顔見知りであることも否定する。
 ユージニーの元夫リチャードは、20年前に離婚して以来ユージニーとは一度も会っていないと話す。当時8才だった息子のギデオンを捨てて出て行ったことをリチャードはいまだに許せずにいた。
 ユージニーの部屋からは彼女の信心深い面が見て取れた。彼女は月に一度誰かとランチに出かけて誰かと会っていたらしい。
 またリチャードとユージニーにはダウン症の娘ソフィーがいたが、彼女は3才の時に殺され、ユージニーの証言が決め手となってドイツ人家政婦のカチャ・ウォルフが犯人として投獄された。そのカチャは3週間前に仮釈放となり、ウェバリー警視は今回の事件はカチャによる復讐だと言う。
 しかし当時ウェバリーとともに捜査に当たったリーチが数日前にユージニーの部屋から封筒を持ち出し隠していることや、ウェバリーが最初からユージニーの離婚歴を知っていたことから、ヘイバースはウェバリーが自分の望む(=カチャの復讐という)結果を出させようとしているのではないかと考える。
 ユージニーの携帯の通話記録から、この数週間彼女がギデオンに何度も電話をしていたことがわかる。ギデオンは会いたいと言うユージニーを拒否していたが、ユージニーはしきりに「許すべき」と言っていたらしい。

今回はとくに面白かったです!
以下、感想(長いので隠します)

 めずらしく郊外の住宅街が舞台で、ストーリーも私好みでした♪
 リーチ巡査部長なんかは、こういう登場の仕方だとたいてい嫌な奴として描かれる場合が多いんだけど、あくまでウェバリーの忠実な部下で彼を守るために動いてたんですね。けしてリンリーとヘイバースを出し抜くためじゃなかったんだ。

 さて、前回降格されてしまったヘイバースはウェバリーに辞職願いを出してしまいます。それを知ってショックを受けたぼっちゃまはウェバリーに「ヘイバースがさっきの封筒を返してくれと言ってました」と嘘ついて辞表を勝手に取り返してしまいます。自分の降格はぼっちゃまのせいで、だったらクビの方がマシだったとヘイバースは言うけど、実はクビになるのをなんとか降格に留めるようウェバリーを説得したのがぼっちゃまだったのでした。ぼっちゃまはけしてヘイバースを見捨てない。それを知ったヘイバースは自分に対するぼっちゃまの信頼が本物だということに気付き、ようやく2人の信頼関係は復活。やっぱりこうでなくちゃ^^
 そんな中でヘレンが妊娠したという嬉しいニュースが。ところが素直に喜びを表せないぼっちゃま……車の中でヘイバースに「子供ができた」ってそこまで暗い顔で言わなくても! しかも「…それにきみはあと25日で退職だし」←これじゃ暗いニュース2連発みたいな言い方です(笑) 子供ができたのはそんなに暗いニュースじゃないよーーヘイバースは素直に喜んでくれたのに。でもヘレンとすれ違いが続いてるぼっちゃまには不安もあるのでしょう。それとも未来がわかってる?^^; ヘレンの前で嬉しそうな顔するのはかなりわざとらしくて無理があるのに、ヘイバースに「きみが本当に辞めてしまったら寂しくなる」って言うのは思いっきり本音なんだよね、半分涙目になってるし(爆) ヘレンが「彼女と不倫でもしてるの?」って言ったのには笑っちゃいました。もちろんヘレンも冗談(ていうか皮肉)で言ってるんですけど、いやいや絶対無いから!(笑) だけどぼっちゃまがどん底に突き落とされてそこから立ち直る時に支えになるのはやっぱりヘイバースなんだよね。いいコンビだなぁ〜!

 余談ですが、ラファエルがかつての下宿人ジミーのことを「訛りのジミー」と呼んでたのが、原語だと「Scouse Jimmy」って言ってたのが個人的にツボでした。
(ちなみにScouseとはリヴァプール人って意味です。ジミーはリヴァプール生まれという設定でした。)

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Comments

お久しぶりです。
私もスカウスに当然ながら反応してしまいましたよ。
良くできたエピソードだったし、なにより前後編一気に見られるのがありがたいですね。

ところでAyanoさんおすすめのSpooksを初めてBSで見ました。緊迫感あふれて、ただものじゃないって感じですね。これがスカパーでは吹き替えですか? それはないね、それは。あと、あの女刑事、フォーウェディングのアヒルちゃんかしら? 

Posted by: maxi | May 27, 2009 at 11:16 AM

上のコメで間違えました。女刑事じゃないくて、エージェントですね? 来週からS5スタートらしいので、これから人間関係勉強します。(笑)

Posted by: maxi | May 27, 2009 at 02:23 PM

AYANOさん こんにちは
リンリーは、やはり面白いですねえ。このところのヘイバースいいですね。ますますファンになってしまいます。
ヘレンは相変わらずな感じで、不安がいっぱい。

Posted by: ムール | May 27, 2009 at 02:37 PM

maxiさん、こんにちは。
いつも田舎が舞台のことが多かったので、たまにはロンドンが舞台の話もいいなと思いました。
以前の放送では後編を見る頃までに話の内容を忘れちゃって結局録画してまとめて見てたので、今回の前後編まとめて放送はありがたいです^^
Scouse Jimmy、せっかくなので「通訳が必要なほどのひどい訛り」を聞いてみたかったですね(笑)

Spooks、面白いでしょ♪
吹替えだとどうしても口の動きが合ってないのが気になっちゃうんですよね^^;
フォーウェディングに出た人というと、ルース(ニコラ・ウォーカー)でしょうか? 彼女はシリアスものに出てるのしか見たことないんですが、最近はコメディでも活躍してるみたいですね^^
S5からはWITBのキャロル・ジョーダンでおなじみハーマイオニー・ノリスや、ジーン・ハントのお兄さんが内務大臣役で登場しますのでぜひお楽しみください!

Posted by: Ayano | May 28, 2009 at 12:44 AM

ムールさん、こんにちは。
以前はヘイバースの方が苦労してるぶん大人って感じだったんですけど、今回はリンリーが上司としての貫禄を見せてくれてますよね〜。
貴族・労働者の階級、警官としての階級、それらを意識してはいるけど超えてるようにも感じられる二人の信頼関係がとても好きです。
ストーリーも見応えがあって面白いですね。
ヘレン役の女優さんは他のドラマでとっても明るく若々しい役を演じてたのを見たことがあって、もっと笑顔を見せてくれれば素敵なのにな〜と思います^^;

Posted by: Ayano | May 28, 2009 at 12:53 AM

 はーい、こんばんは。お元気そうでなによりです。イギリスミステリーは極悪人がいない分、内容が重くて、見終わったあと、ちょっと疲れます。でも、とても面白いです。

 今回のエピは、最初のピアノ&ヴァイオリン&パトリック・ケネディが気に入って、何回も見てしまいました。それと、私、労働者階級なのに、ドヴォルザークの「我が母の教えたまいし歌」をYouTubeで聞いています。あははは。(u.u)

 さて、ストーリーは完璧(TV見なくてもわかるくらいだよ)で文章もお上手。解説も私の感じ方と同じ。なので、ちょこっと1個だけ質問しまーす。

 「訛りのジミー」ことジェームズ・ピッチリーの赤いカッターシャツ&ネクタイには目が点になりました。あれって、田舎者っぽいけど、イギリスではお洒落なの?

>ヘレンが妊娠したという嬉しいニュース・・・素直に喜びを表せないぼっちゃま
 ご存知でしょうが「Fatherhood」が関係している?ようです。今日のエピで一件落着?

>彼女と不倫・・・いやいや絶対無いから!
 原作読んでいる人は「いやいや絶対無い」ってわかりまーす。だって、ヘレンは運命の人ですもの。でも、TVは意図的に時々「リンリーに恋するヘイバース!」にしているような気がします。商売がお上手!(^^)

>ぼっちゃまがどん底に突き落とされて
 友人に、日本で未翻訳の「What Came Before He Shot Her(13作目)」を読んだ人がいます。だから、結構詳しいです。(^^) ちなみに、この「A Traitor To Memory(未翻訳)」は11作目。今日のエピからTVオリジナルになります、多分。はてさて、どうなりますやら・・・。では、また。

Posted by: おりん | May 29, 2009 at 06:34 PM

おりんさん、こんにちは。
リンリーは原作は読んだことがないのですが、ドラマ版は先の展開を知ってるので、わりと冷静に構えて見てしまいます(笑)

リンリーとヘイバースの関係って、警官としてはつねにリンリーがヘイバースを守ってるみたいなところがあるんだけど(ヘイバースがそこに気付かずに関係悪化することがしばしばですが^^;)人間としてはヘイバースの方が苦労してるぶん大人なところがあって、そのへんの上下関係(階級はリンリーが上だけど精神的強さはヘイバースが上)みたいなところがすごく絶妙でいいんですよね。

ピッチリーの服、派手でしたよねー(笑)
イギリスのドラマ見てると、わりとああいうコーディネートが多い気も…。
L&O:UKの皆さんはもっと薄い色を重ねた素敵なファッションでしたが^^

Posted by: Ayano | May 30, 2009 at 10:58 PM

 こんにちは、Ayanoさん(と呼んでもいいかな?)。コメント、ありがとうございます。リンリーに関しては、先がわかっていてもド○ド○します。(^o^) 今後も「しがらみ一杯=超お疲れリンリー」と「しがらみ無し(男関係も無し?)=超身軽ヘイバース」の迷コンビに期待?することにして・・・

 さて、最近ややミステリー食傷気味ですが、ミスチャン7月放送予定の「Hustle」はNHKで放送されていたような・・・。

 その時、印象に残ったのが Robert Glenister と Marc Warren。共に個性的で、後にフロストに出ていた(出演時期が前後してますよね)。Glenister=D.S Reid、哀愁漂う感じで味があったな~。Warren=Graham McArdy、気味悪かったな~。

 で、今キャストを見て驚いた。あの Robert Vaughn(顔ぐらいは知っている) 出てたの? 全然気付かなかった。ので、今度録画して確かめます。

※同じチャリティに出ている Robert Glenister & Nathaniel Parker を発見。意外な組み合わせですね。

Posted by: おりん | June 02, 2009 at 04:57 PM

おりんさん、こんにちは。
HUSTLEはNHK-BS2でシリーズ2まで放送されました。
今月また再放送あるみたいですね。
お洒落でスカッとする楽しいドラマで大好きです♪
BSデジタルだと私のHDDはダビング10対応じゃないから、ダビングに失敗したらすべておじゃんになっちゃうので(DVDとの相性も問題)スカパーでの放送はありがたいです。

ロバート・グレニスターさんは「フロスト警部」のリード役で出会って大好きになり、HUSTLEもそのつながりで見たドラマなんですよ^^
マーク・ウォーレンはあまりタイプじゃないんで……っていうかこれもやはりフロストに出た時に子犬殺したことが後を引いてるのかも。ご本人の責任ではないにしろ、第一印象って引きずりますね^^;

Posted by: Ayano | June 03, 2009 at 01:20 AM

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