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May 01, 2005

フィッツとフロスト

 金曜の夜、バーナビー警部に続いて観た「心理探偵フィッツ #7真実の行方・前編」
 前回のラストでベックに銃を突き付けたジェーンさん。結局、ベックが自分で引き金を引いたけど弾が入っていなくて……彼は神経衰弱(←お約束です)で入院したと。
 それから4カ月、職場復帰した彼は皆に喜んで迎えられるものの、当然のごとくジェーンさんとはギクシャク。でもレイプの犯人は自分じゃないと頑に訴え続けるベック。ここまでくると本当に彼じゃないんじゃないかって気がしてくる。ビルボロー警部の事件以後、人間関係どころか人間自体が壊れてきてるなぁ。まともなのはワイズ警部だけか。
 事件の方はというと、シャーリーテンプル・マニアの男が売春婦にお金を払えなくて、金を払えと家の中にまで入ってこようとしたその売春婦を殺してしまう…でもATMの利用記録と売春婦仲間の女性の目撃証言であっさり御用。家族にばれるのが嫌で殺したのに、結局自分から話す羽目になるバカな男である。こんな男に殺された売春婦も気の毒だが、日本的価値観でいってしまえばそんな商売してる女も悪いってことになるんだよね。でも、こんな仕事でもしないと一人で子供を育てることができない社会ってのがそもそも悪いわけで、「明日は子供の給食費を払わなきゃいけないのよ!」と訴える彼女には思わず同情に近いものを感じてしまった。そういえばこの前に観た「バーナビー警部」でも、子供を育てるために身体を売って病気になってしまった母ってのが出てきたなぁ…。
 そして今回登場したフィッツの兄。それほど太ってないのね(笑)

 一週遅れで観る「フロスト警部 #4差別の構図」。警察の人事での黒人と白人の比率がどうとか、このへんは日本で安穏と暮らしている者には未だに理解できないところなんだけど、彼らにとってはやはり相当根深い問題らしい。結果的に打ち出された“比例代表システム”は全体として能力レベルが低下するんじゃないかって気がするんだけど、能力主義の人事だと差別・逆差別の意見が出てくるし、比例代表にすれば今度は能力のある人が人数を理由に外されることもある(逆に能力の低い人が入ってくることもある)わけで、全ての人に納得のいく結論を出すことの難しさがわかります。
 以前、デパートの食品売り場で「手渡しでおつりをもらうと落としてしまうことがあるからトレーを使え」という客の意見があってそうすることにしたが、今度は違う客から「トレーに乗せておつりを出されると取るのが面倒だから手渡しにしろ」という意見があったそうな。こういうふうに、一方をたてれば一方は文句を言うものなんだよね。まあおつりの渡し方がどうこうってのは日本人特有の“客は偉い”的意識からくるワガママなので放っときゃいいんだが、人種問題となるとそうはいかないのね。でもさ、同じ人間じゃん。差別ってほんとにくだらない。

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Comments

フロスト警部の第4話についてですが、ああいう風に差別の問題をちゃんとテレビドラマに取り上げることができる姿勢、あるいは勇気は大したものですよね。フロストの部下となる、温厚で冷静な黒人刑事もよかったし、彼に対して「肌の色は関係ない」と差別無く接するフロストも良かった。一方で、彼と一緒に苦労して捜査を解決した後で「優秀なブラック・バークシャー君です!」なんてあけすけに言う辺りも、互いの信頼関係の発露という感じで良かったです。まあ上品ではないですが。

そして、最後にフロストが見せる微笑みは、「あいつはいい奴だけど、部下としてずっと一緒にいるよりは、他の奴が来た方がいいかな・・・」といったような本音がにじみでたものだと思いました。もちろん、人種差別が理由なのではなくて、個人的に馬が合うかとかそんなことでしょう。

フロスト警部、平気で悪口言ってましたけど、あれは彼の心の中に差別意識がない証拠ですね。へんに正義感ぶってる態度よりよっぽどいいです。

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