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April 19, 2005

Life goes on

 私の中でひとつの熱狂が幕を閉じた。
「捜査官クリーガン#8 愛と憎しみの炎・後編」ついに最終回である。
 観終わった直後に思ったこと。
「えっ? これで終わり??」
 本当はもう1話あるんじゃないの? 出し惜しみするなよ!……と言いたくなるようなラスト。
 でも、これで良かったのかもしれない。

 新たな誕生のために過去を浄める炎。クリーガンもまた、この炎に焼かれて生まれ変わることが必要だったのだろう。皮肉なことに、彼にそれを気付かせたのは同じ犠牲者意識を持つリンだった。
 辛い運命を持つ犯人リンが被害者に残した言葉“Why Me?”…どうして自分だけがこんな辛い目に遭うの? このリンの心理的葛藤は、すべてクリーガン自身のそれとぴったり重なる。自分と同じ心理状態のリンを見ることで、彼は自分自身の心を客観的に見つめることができたに違いない。そしてリンを追って閉鎖された病院へ行ったクリーガンは彼女に言うのだ。
「あんたは犠牲者ぶってるだけだ。自分はこの世で最も不幸な人間だと思い込んで喜んでる」
 これは同時にクリーガンが自分自身へぶつけた言葉でもあると思う。頭を撃たれて生死の境をさまよったこと、家族との別れ、アニーとの別れ、そして“友人”リバーズ君の死…残酷すぎる自分の運命を嘆いて神経衰弱になっていたクリーガン……でもこの言葉を放ったまさにその瞬間、彼は今までの自分を乗り越えたんだと私は思った。
 だからこそあえて大団円という描き方をせず、さも物語が続くかのようなラストにしたんだと思う。何かを失っても、残された自分達の人生は続いていく…それを悟った先の“明日=未来”があることをこのエンディングは予想させてくれる。
 その証拠に、全ての悲しみや苦しみを乗り越え大きく成長した“クリーガン&スーザン”が社会の悪に立ち向かって大活躍する姿が私には見える。リバーズ君の死に報いるにはそれが一番だと、きっと二人は知ってるはずだから。
 正直なところ、もっと残酷なラストを予想していた私にとっては、なかなかどうして素晴らしいエンディングのように思えた。大丈夫、クリーガン。きみには明日がある!

 ということで、マジに書くばかりじゃつまらないので、いくつかツッコミを(笑)。
 取り調べの最中マッチの火に手をかざし、あとで冷やしてフーフーしてるクリーガン…これってチーズトーストで火傷して指をフーフーするヒル先生と実にサブリミナル!
 そしてリバーズ君の追悼会でハンナと話すクリーガンに対するスーザンの冷ややかな眼差しと、それをちらちら気にするクリーガン。「ああ、ばれたら怒られるかなぁ〜…ドキドキ」スーザンを意識しまくりなのがわかります(笑)。スーザン、何でもお見通しってかんじで、クリーガンよりも一枚上手というか、彼の行動に冷静に突っ込み入れられるのはやっぱりこの人だけなんだなぁ。

「捜査官クリーガン」…一通り放映が終わった今、なんだか全身の力が一気に抜けた感じがする。しかし5月の再放送に向けて気合を入れ、すでにDVD-Rも用意済。私としては、この5月の再放送終了後「Wire in the Blood」の再放送が始まって今度はヒル先生と再会…なんてのを期待してるんだけど。いつもながら気が早すぎる私です(笑)。

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Comments

WITBは6月から再放送するそうです。

安心しました、ワタクシだけじゃなかったのですね、「これで終わりなの??」と思ったのは…。
ルーシーさんもきっとそう思われた事とおもいます(←決めつけてます、スミマセン!)
個人的には、#6「それぞれの決着」あたりのテンション+“滅びの美学”みたいなものが混在したラストを期待してたのですが(「痛々しいクリーガン」という図式が好きなワタクシっていったい…???)…。

SIREN様、情報ありがとうございます!
やったぁ〜♪ 6月あたりに再放送あるんじゃないかと思ってた私の予想が珍しく的中! またヒル先生にお会いできるのね♪

chika様、私も終わった時「えっ、終わり?」と思わず声に出しました(笑)。
リンと話す最後のシーンはもうドキドキ、火をつけた時は「あ〜ヤメテー!」と思ったけど、スーザンがいてくれたから助かったんですね。命懸けの時に傍にいてくれる素晴らしい相棒がいるクリーガン、きっと前に進んでくれると思います。

Ayanoさんのおっしゃる通り、そしてchikaさんの決め付け(←もう全然オッケーっす!)通り!観終わった直後、いい意味でドドーッと力が抜けつつ、「え?これで終わり?!」と消化不良気味のモヤモヤ感も残り、「もう一話あってもいいんじゃ?!」と思いつつ、「やっぱりこの幕切れで良かったんだな」となりました。いやーん!最後はほんとーにドキドキしました。炎に包まれたクリーガンを観て「それだけは勘弁してくれぇ~~~!(泣)」と心底Shoutしましたが、その甲斐あってか(?!)車椅子で痛々しい姿のクリーガンには半分嬉し泣き(?)でした(笑)。Ayanoさんの言うように「クリーガン、きみには明日がある!」という観る側の想いが乗っかったエンディングに私は充分幸せでございます…。「自分自身を客観的に見るのが可能になってきた事」を、リバーズ君の追悼会でのスピーチで遠回しながらクリーガンが表現しているのに気付きました。そのあとでのハンナとの会話の中では、2人の関係が「悲しみを共有する為のもの」であったと同時に、クリーガンが半歩先を歩み出していて「ハンナの悲しみを抱きしめてあげる余裕」も少~しあったように感じるものでした。「あー、彼はこれでもう大丈夫だわ…」と安堵し、「クリーガンって…優しいヤツ」とウットリし、「いや優し過ぎるのがアダになってるところもあるんだなぁ…」とも。新任のシモンズ君にも心を開き、スーザンとも何だかいい感じになるんじゃないかと期待を持たせるところでこのドラマはお開き。うーん、続きが欲しい!重苦しいテーマでしたが、見応えのあるドラマで大変良かったでございます♪

SIRENさん、嬉しい情報有難うございます♪
今度こそクリーガン&WITB全話録画頑張ります!それにロブソンの他のドラマも放送して下さーーーい!!!

ところで「WITB」DVDで第一話を初めて観ました!ヒル教授…痛ーい!…。ケヴィン君…あなた、何しでかすの…。DVDの特典インタビューの中で、プロデューサーか誰かが「最初の案として犯人役にロブソンが上がっていたんだけれど」と言っていたのですが…ヒル教授役はロブソン以外の誰が?…というよりロブソンが女装って…。

ルーシーさん、私も続きが観てみたいです。
単発のムービーみたいな形で、悪に立ち向かうクリーガンとスーザンの大活躍が見たいなぁ。もちろんシモンズ君にも出てほしいし、マリオンさんも出て犯人のプロファイルなどやってもらいたいな。
そしてエンライト本部長にもぜひ今度は現場に出ていただいて(笑)

WITB1話、痛いでしょ!
ケビン君を警部補にしていいのか?という私の疑問もお分かり頂けたと思います。
でも、ちょこっとネタバレ……S3のケビン君、やっぱり巡査部長のままのようです(クレジットがDSだった)

ロブソンの女装!? ワハハ! なんか想像できないなぁ…
女装って可愛いか見苦しいか極端にタイプ別れますからねぇ。ロブソンがやるとなると、あのご立派な胸毛は剃ってしまわれるんでしょうか。

余談ですが、ホームズの「ショスコム荘」というエピで若き日のジュード・ロウの女装姿が拝めますよ。ミスchではまだだいぶ先ですね。

2度目のコメント、お邪魔します。
Ayanoさん、いつもお返事コメント有難うございます♪そう言われればマリオンさんは7‐8話には全然出て来ませんでしたね。「それぞれの決着」もリバーズ君と面談した場面だけでしたし、ちょっと残念でした。それからエンライト本部長、渋いですねー♪英語音声で元の声を聞いてからは更に「んー!渋いぞ!」とちょっと惚れ気味でした♪
それと前回「今日はシャウトしないよ、クリーガン!」のログでの「髪フェチ殺人事件は観ました?」ですが、多分未見です。「多分」というのは、ミスchは今年3月半ばよりの視聴なので「呪われた記憶 前編」から観始めました。でも実は、確か2000年頃のNHK-BSで「クリーガン」に遭遇しています。しかし当時もシリーズ途中から観ており、しかも多忙を極めていた為に毎回観る事が出来ず、録画の準備も出来ない事多々でした。。。やっと観てもエピが飛び飛び、前編観ても後編は観られず、後編から観た為に前編未見で内容が把握し切れずだったり…。しかも引越があってNHK-BSを観られなくなり泣く泣く「クリーガン」を諦める事となる残念な思い出が。。。でもNHK-BSで観た時も「クリーガン役の人、おでこがラブリーで、微みょ~に若いんだか渋いんだか判らんけど、瞳がすっごい綺麗…この人は何者?…」と思いましたし、エピ逃さず観続けていられたらその当時にすっかり落ちていたはず…。今回ミスchでもシリーズ途中で「ぐやじぃ~!(泣)」と思っておりましたが、再放送決定にほんと~に嬉しいっすー♪

「WITB‐seriseⅢ」のケヴィン君、そうですか(笑)。でも彼はいずれ昇進しますよね、フフ。「seriseⅡ」までが再放送決定だし、しばらくロブソン街道をひた走りそうでございます♪

ホームズの「ショスコム荘」ジュード・ロウが出てるんですか、楽しみです♪2年前ほどNHK地上波で再放送されてた「ジェシカおばさんの事件簿」に若き日のジョージ・クルーニーが出ていたのを観てビックリ!白髪のないジョージ。でも今も昔もいい男に変わりは無い!嬉しかったです♪

こちらこそいつもコメントいただいてありがとうございます。とても励みになってます。
m(_ _)m
ルーシーさん、実をいうと私も最初はエンライト本部長に惚れてたんですよ(笑)
初めて観た時「おや、なかなか渋いオヤジが出ているではないか」って、それで毎回観るようになったんです。
もっとも、その後すぐクリーガンに惚れてしまいましたが。
本部長さまさまです!(笑)

マリオンさん…もし7話に彼女が出ていたら、もっと早く真犯人を割り出せて、リバーズ君は死なずに済んだんじゃ?という気がします。だからあえて彼女を登場させなかったのかも…?

ケビン君、けっこう積極的なところ…でも時として行き過ぎてしまうところもあって、将来は“悩まないクリーガン”的な警官になってくれそうです(笑)

はじめまして、私も海外ドラマ特にイギリスとアメリカの刑事もの(ミステリー)が好きでよく見ています。CS放送でしか流していないマイナーな、しかし良質のテレビドラマについて語り合いたいと思い、つい先日自分のBlogを公開したところです。以後、海外ドラマの感想などを記していきたいと思ってます(今はまだありませんが・・・)。http://spaces.msn.com/members/cko23230/


かつてたまたま視た海外ドラマ「ホミサイド」のたたみかけるような尋問シーンに引き込まれて以来、海外ドラマの魅力にひかれ続けています。刑事物を視ていると法律の勉強にもなりますよね。私は、「検事」という存在の役割を海外ドラマによって初めて知りました(笑)。

私もロブソン・グリーンが好きで、クリーガンとトニーのキャラの違いが顔つきににじみでているところがさすがだなと思いました。

私は海外ドラマを視ていると、なぜか日本語と英語の違いが気になってきます。私は日本語吹き替え版で海外ドラマを視るのですが、その筋をきちんと細かく理解しようとするならば、何度も録画ビデオを巻き戻し、セリフの意味するところを確認する必要があります。これはなぜ起きるのか、それは文法と音声の違いによるものに違いないと考えており、それについて小論を自分のホームページに掲載してます。「海外ドラマの展開の早さについて」「日本語と英語の文法の違いがもたらすもの」という題名です。お暇があれば、見てやってください。www2.odn.ne.jp/~cko23230


次のロブソン・グリーンの作品が今から楽しみですね。では。

こんにちは、ペンギンさま、初めまして。
RG症候群(別名ロブソン・グリーン病)を蔓延させているこのブログへようこそいらっしゃいました(笑)

ペンギンさんはセリフを深く読んでらっしゃるんですね。
私も吹替えで観た後に原語で観るということを時々していますが(俳優さんご本人の声を聞きたいだけなんですが…)、日本語吹替えとは違うセリフを言ってることも多く、そこで初めてキャラクターの行動を理解できるということがあります。
同時に、吹替え版の脚本を制作しているスタッフの方々がいかに工夫をしてらっしゃるかということも分かって、一度で二度の発見がありますね。

こちらのブログではミステリチャンネルとBS2のドラマを中心に感想を書いてます。
よろしければ、また遊びにいらしてくださいね。

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