January 17, 2020

AJ and the Queen

 しばらく前からずっと「ル・ポールのドラァグ・レース」を観るのが楽しくて、全シーズン(11まで)視聴しオールスターズ編と楽屋編など見倒したところでちょうど配信が始まったドラマ「AJ & クイーン」。あのル・ポール・チャールズが主演ときたらそりゃ観ないわけにいかない!ということで、毎日少しずつ楽しんでみました。

 ルビー・レッドという名でニューヨークのドラァグ・クイーンとして活躍しているロバート。自分のクラブを持つという彼女の長年の夢がいよいよ実現することになったある日、共同経営をするはずだった恋人が彼女の全財産を奪って姿を消してしまう。
 失意の中、ロバートはダラスで開催されるドラァグ・クイーンの大会に出場するため8週間のツアーに出発する。ところが彼女のRV車には、以前同じアパートの上階から母親とともに立ち退きになった10歳の子供、AJが隠れて乗り込んでいた。薬物依存症の母ブリアナと引き離されて預けられた施設を抜け出したAJは、ロバートがダラスに向かうことを知り、テキサスに住む祖父元へ連れて行ってほしいと言う。AJの生意気な態度に手を焼きながらも、居場所もわからない母親のせいで悲しむよりも自分といる方がマシだと考えたロバートは、AJとテキサスまで行動を共にすることに。その旅の途中ショーのために立ち寄った各地で様々な人と出会い、二人はしだいに心を通わせていく。

 母親に何度も裏切られてきたAJがロバートと旅をする過程で、それでも人に愛情を持ち続ける気持ちや自分の心に素直になって生きていくことの大切さを学んでいく物語。そこにロバートの留守を預かるクイーン仲間で視力障害を持つルイスや、警察に通報されたことを逆恨みしてロバートを執拗に追いかけてくる元恋人ダミアンの話などを絡めて描かれています。
 このドラマは何と言っても、ドラァグ・レースに出演したクイーンたちが毎回ゲストで登場するのが一番の見どころ!
 初めのニューヨークのクラブではマニラやビアンカ・デル・リオにバンジー。他にもチャド・マイケルズ、ラトリスにモニーク・ハートなども登場し、最終話のダラスのコンテストにはトリニティをはじめ懐かしい顔ぶれが続々。留置場のシーンにちらっとアラスカもいなかった?(笑)しかもラトリスが演じるファベルジェが服役経験のあるクイーンって設定がラトリス自身と同じなんだよね。でもファベルジェは出所して更生したとと思いきやクラブの裏で偽ブランド品を作ってたけど(笑)
 いつもはクイーンたちのリップシンクを審査する立場にあるル・ポールが、ドラマでは毎回リップシンクを披露してくれるのも嬉しい。最後の最後にまさかの展開になったけど、心を入れ替えたと思ったブリアナがルイスのお金をこっそり持ち出してたし、これはどうやら続きがありそうな予感。

 こういう愛や人情をまっすぐに語るドラマって最近はあまりみなくなってきたよね。でも私がアメリカのドラマに一番求めてるのはまさにこういった作品。人間の暗く汚い部分や重い話を描いたドラマは確かに見応えがあるけど、偽善とかきれいごとと言われるようなことを皮肉を交えずに直球で伝えようとしてくるアメリカならではのドラマも私は大好きだし、そういう良さは失ってほしくないと思う。私がドラァグ・レースにハマったのは毒舌のやり取りの面白さもあるけど、やっぱル・ポールをはじめとしたクイーンたちの「自分らしく生きることで他人も愛せる」っていう部分に共感できたからだと思うんだよね。そしてこの「AJ & クイーン」は、ル・ポールがドラァグ・レースを通じて語ってきたことのまさに集大成のような気がする。だからこそ、是非ともドラァグ・レースを全シーズン視聴してから観ていただきたい作品です。
 とりあえず、その前にまずはドラァグ・レースのシーズン12を期待したいところです^^

January 07, 2020

ドラキュラ伯爵

 BBCの「シャーロック」の製作陣によるNetflixオリジナルシリーズ。予告編を見て、ゴシックホラーってあまり好みじゃないからどうしようかなって思ったんだけど、全3話で一気見できそうな感じだったのでチャレンジしてみました。

 最初の舞台は19世紀末。トランシルヴァニアのドラキュラ伯爵の城から命からがら逃げ出したイギリスの弁護士ジョナサン・ハーカーが、身柄を保護してくれている修道院でオカルト研究をしているシスター・アガサに城での出来事を語り始める。
 イギリスへの移住を希望する伯爵の物件購入の手続きのために彼の城を訪れたジョナサンは、その滞在中、自分に助けを求めてくる者が城のどこかにいることに気付く。伯爵のいない日中にその人物の捜索を始めた彼は、迷宮のように複雑な造りの城の奥深くで、箱に詰められた「生きた死体」に遭遇する。

 ドラキュラ伯爵の城に到着した時点からゴシックホラーな雰囲気満載だし、おまけにゾンビまで出て来ちゃって「なんじゃこりゃ」だったんだけど(苦笑) そこでくじけずに見ていったら、ジョナサンを追って修道院に現れた伯爵がアガサと絡むあたりから面白くなってきました。
 2話目は伯爵が乗ったイギリス行きの船デメテル号で乗組員や乗客が次々と殺されていき、伯爵がイギリスで殺戮を繰り返すのを阻止するためにアガサが立ち向かう話。
 そして3話目は、海底に沈んだデメテル号の近くから発見された伯爵が現代に復活。イギリスの研究機関”ジョナサン・ハーカー財団”の科学者ゾーイに捕らえられ施設に監禁されるが、「人権」を理由に自由の身となり、今を生きることを楽しむ若い女性ルーシーと出会う。

 独特のわちゃわちゃした映像作りを見ると「シャーロック」の製作陣による作品っていうのがすぐわかる。そして多分、ドラキュラが現代に蘇ってテクノロジーに触れる3話目こそ製作陣がもっとも描きたかった部分で、1話と2話はそのために必要な前置きだったんだろうなって感じがしました。出会い系アプリでエサ探してメールでドラキュラの絵文字使う伯爵の姿を描いてみたかったんだろうね(笑)

以下ネタバレを含む感想です。

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December 31, 2019

アティエ (The Gift)

 Netflixで配信開始されたばかりのトルコのドラマ。「オスマン帝国外伝」のムスタファことメフメト・ギュンスルが出演しているので楽しみにしていました♪o(^^o)(o^^)oワクワク

 画家のアティエは幼い頃から同じシンボルの絵を描き続けていた。彼女の個展が成功を収めた日、ギョベックリ・テペ遺跡で発掘調査をしていた考古学者エルハン・カーティスが謎の図形が彫られた岩を発見したというニュースが報じられる。その図形が自分が描き続けてきた絵と同じだと知ったアティエは遺跡に向かい、その途中で額に星印の付いたクルド語を話す少女と出会う。
 エルハンに会ったアティエは彼に自分の絵の件を話すが、エルハンはそれを単なる偶然としか捉えなかった。その夜、アティエの家にあの少女がやって来て、アティエを遺跡へと連れ出す。少女の後を付いて立入禁止区域に入ったアティエだが、すぐにエルハンたちに見つかり追い出されてしまう。まだ洞窟の中に少女がいるとアティエはエルハンに訴えるが、彼女の姿はどこにもなかった。しかしその後、洞窟を調査したエルハンは、額に星印の付いた少女のレリーフが彫られた壁を発見する。
 少女の姿や謎の老婆の姿の幻覚を見るようになったアティエを心配した家族は、精神科医と会うよう彼女にすすめる。そこで統合失調症と診断され休養を余儀なくされたアティエだったが、アティエの話が遺跡の謎と結びついていることに気付いたエルハンは、その解明のため彼女と連絡を取り合うようになる。

 レリーフの少女やアティエの前に姿を現す老婆は何者なのか、そしてアティエ自身が何者なのか。2話まで視聴したけれど、発見された遺跡と彼女の繋がりの謎を紐解いて解明していく考古学ミステリーといった感じなのかな。エルハンのお父さんが残したノートにアティエの名前があったり、彼らの動きを阻止しようとする組織も存在するみたいで、今後どう展開していくのか楽しみです。
 メフメト・ギュンスルは相変わらずイケメン!(*^^*) 研究熱心な学者で、「赤いイスタンブール」のユスフ役とは正反対の役柄でした(笑) オスマン帝国ムスタファ推しの方には「アティエ」はおすすめの作品ですので是非!✨

December 26, 2019

赤いイスタンブール

「オスマン帝国外伝」でスレイマン皇帝と皇子ムスタファを演じたハリット・エルゲンチュとメフメト・ギュンスル出演のトルコ映画。Netflixで配信されているのを視聴しました。

 ロンドン在住の小説家オルハンは、映画監督で旧友のデニスに本の執筆を依頼されイスタンブールに帰ってくる。
 デニスは自分の知人をモデルにして作品に登場させることで知られており、ボスポラス海峡沿いにあるデニスの実家に滞在することになったオルハンは、デニスを通じイスタンブールでそのモデルになった人物たちと交流していく。
 デニスと酒を飲み酔ってテラスで寝てしまったオルハンは、夜中にふと目が覚めた時にデニスが男と話している姿を目にする。そしてその翌朝、デニスは忽然と姿を消してしまった。
 オルハンはデニスの友人ネヴァルとともに彼の行方を探すも、仕事場として使っていた家にも彼が来た様子はない。捜索届けが出され聴取のため警察に呼ばれたオルハンは、デニスが姿を消した夜に彼と話していた男を警察署で見かけ、その後を追っていく。

以下ネタバレあり

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December 01, 2019

「アイリッシュマン」を観て思ったこと

 Netflixで配信されている映画「アイリッシュマン」。それほど興味はなかったけど、イタリア系の俳優さんでアイリッシュとはいかに?という点が気になったので観てみました。しかし3時間半は長かった!
 まずはじめに申し訳ないのだが、どう頑張ってもロバート・デ・ニーロがアイルランド人に見えない^^; これは私が普段アメリカよりもイギリスやアイルランドが舞台のドラマを観ているせいもあると思うから仕方のないことなんだろうけど。ただ、おそらくこの作品は「スコセッシ、デ・ニーロ、パチーノの3人で何か作りたかった」映画だと思うから、ちゃんとアイルランド人の(もしくはアイルランド人っぽく見える外見の)俳優さん使えばいいのに、っていう下世話なツッコミも無しにしておきます^^;

 妻と子供を持つトラック運転手のフランクはある日、地域を仕切っているラッセルと知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは彼の仕事を引き受けるようになり、徐々に裏社会で出世していった彼は、アメリカの労働組合のトップであるジミー・ホッファからも一目置かれ信頼される人物となる。

 今回は作品そのもののレビューではなく、この作品を観て”もと映画ファン”の私の視点から思ったことを書こうと思います。
 かつて映画というのは映画館で観るものだった。だけど映画館での視聴には時間的な限界というものがあり、伝えたいことを全部詰め込むとものすごく長くなってしまうし、でも限られた時間内で表現するには脚本をそぎ落としていく必要が出てくるわけで、それらをどう妥協していくかが製作する側にとって頭を悩ませるものの一つだったと思う。かといって全部ぎゅうぎゅうに詰め込めばどうしたって御都合主義的な(無理矢理な)展開にならざるをえないわけだし。
 そこでテレビドラマで製作という選択肢が出てくる。ドラマならひとつの物語を何話かかけてじっくり描くことができるし、もともと映画よりテレビの文化だったイギリスには数多くの素晴らしいドラマが作られていた。そしてアメリカでも近年、規制の多いネットワーク局よりも自由度の高いケーブル局から数々の傑作ドラマが生まれたのは言うまでもない。

 観る側にとっても作り手にとっても、もうとっくに「映画>テレビドラマ」という時代ではなくなった。
 かといって、いわゆる「テレビ映画」として製作するものに関しては、やっぱりどうしても時間的制約というものがある。だからこそNetflixのようなストリーミング配信会社によるオリジナル作品の製作というのは、観る側にとっても作り手にとっても歓迎すべき映画の形態だと私は思う。
 もちろんすべての映画がそうあるべきだとは思わない。CGを駆使して3Dや4DX上映で楽しむ作品や、「ボヘミアン・ラプソディー」の応援上映のように観客が一体となって楽しむ娯楽性は映画館でしか味わえないことで、これこそ映画館の本来あるべき姿だと思う。
 だけど、時に(特に日本の映画館で)異常なほどマナーに気を使わなければならないという息苦しさもあって、例えば咳払いやくしゃみひとつにも眉をひそめられるような状況では、作品を心から楽しむことなんでできない。ちなみに私が「映画館に行かなくなった」一番の理由もそれ。
 公共の場だからマナーを守るべきというのはもっともだけど、携帯を切るとか小さい子供を連れて入場しないという基本常識は別として、公共の場であるからこそある程度の寛容性も必要だと私は思う。面白いシーンでは笑い、悲しいシーンでは鼻をすすることもあるし、素晴らしいエンディングには拍手を送りたい。それこそが映画の醍醐味だと思うから。
 でもそれすら許せず、最初から最後まで微動だにしないことを求める人が一部にいることも事実だ。だからこそ「寝っ転がってお菓子食いながらゆったり観れる」「録画予約や時間を気にしなくていい」ストリーミング配信での視聴という選択肢が増えたのは実に喜ばしいことだ。

 3時間半という尺でじっくり描かれたこの「アイリッシュマン」はまさに「映画は映画館で観るもの」という時代の終わりと、映像や音を存分に楽しむための作品は映画館、時間を気にせず自分のペースでじっくり味わいたい作品はストリーミング配信向けに製作、というこれからの映画というものの在り方の多様性を著した作品だと思う。
 物語は、年老いたフランクが自らの半生を振り返る回顧録のような形で描かれています。でも私はこの作品を観て、作り手の「映画」という存在の在り方に対する回顧録でもあるように思えました。フランクが、かつてマフィアやギャングが社会を動かしていた時代を振り返る。だけどその話をしても、現代に生きる若者はホッファを知らない。それと同じように、この作品を通して「映画も昔は華やかな世界だったよね、でもこれからの時代はそれだけじゃないよね」と語りかけられているように感じた。

November 25, 2019

11月のドラマの感想まとめ

 今月は時間に余裕があったため、ドラマをじっくり楽しむことができました。
 ここで個別に感想をアップしている作品は別として、その他に視聴していたドラマの感想をまとめて書いておきます。


「オスマン帝国外伝」

 シーズン3に入ってから毎日1話ずつ順調に視聴を続けています。
 シャーたちを襲ったことでエディルネに追放されたヒュッレム。だけどスレイマンへの愛の囁きでまたしても帝都に戻ってきます。まあ、いつも通りだからわかってたけど(笑)
 だけどヒュッレムが帝都を離れている間にチョバンが痛風、アヤスも黒死病でこの世を去り、ついにヒュッレムの手先は御前会議から姿を決してしまいます。おまけにシャーからヒュッレムの命と引き換えに御前会議入りの後押しという取引を持ちかけられたリュステムは、これを逆手に取ってヒュッレムにミフリマーフを嫁にと所望。ヒュッレムも今までのリュステムのやり口から、彼がいつでも自分を殺せることはわかってるだろうから、なんとかミフリマーフとの結婚を実現させるしかないよね。シャーとヒュッレムのどちらについても得するように立ち回った点がリュステムとニギャールの大きいな違いですね。
 ミフリマーフも、マルコチョールは自分との身分の違いに遠慮してるだけっていう妄想はいい加減やめなさい(苦笑) スレイマンに愛されてるヒュッレムを見て育ったもんだから自分もそういう結婚ができるって思いこんでたのかな。だけど皇族として生まれた以上は政略結婚も義務のうちって思わなきゃダメだよね、可哀想とは思うけど。
 マニサにいるムスタファが許可なく造船所を再開したことを知ったスレイマンは、ムスタファのまたもや勝手な行動に激怒。だけどムスタファは遠征中のスレイマンにちゃんと書簡を送ってました。その手紙を隠したのはもちろんリュステムだけど、調べが入ればいずれバレることなのに、リュステムのことだからまたしてもあの手この手でうまく逃げおおせるんだろうな。


「パラノイド」

 ネトフリで配信してるイギリスのドラマ。ロバート・グレニスターさんが出てるとなれば観るしかありません。
 公園で子供を遊ばせていた女性が刺殺される。警察は近くに住む統合失調症の男を容疑者と見るが、彼が犯人だという証拠は何もない。
 1話だけ見た限りではいわゆる普通の殺人事件捜査ものって印象だったんだけど、捜査が進むにつれドイツの世界的製薬会社の治験とか何やら色々絡んで話がどんどん話が大掛かりになってきて、途中でちょっとわからなくなった…^^;
 でも久しぶりに見たロバート兄さんはちょっと依存症っぽい刑事役で、「フロスト警部」のリードを彷彿とさせてくれました。もっともリードの方がもうちょっと冷静なキャラだったけど。


「ハンドメイズ・テイル」

 全話一気に配信される他のドラマと違って、週1話ずつだからこそ地道に視聴を続けてこられたこのドラマ。だけどシーズン3の10話目を最後に、ついにリタイアすることにしました。
 個人的にはS2からずっとジューンとセリーナの関係に注目して楽しんできてたんだけど、カナダへ連れ出すことに成功したニコールをめぐってついに二人の間に亀裂が。ニコールと再会したことで、やっぱりどうしても手元で育てたいと願うセリーナに、ジューンは「子供に対する愛をわかってない」みたいに言うけど、じゃああんたがオブマシューに対してやったイジメは何なのさ? オブマシューのやったことは確かに許せないかもしれないけど、彼女だって誰かの娘で、彼女の身を案じる母親がいるわけでしょ(生死は別として) その親がオブマシューがあんなイジメにあってるって知ったらどう思うかってとこまで考えが及ばずに「親の愛をわかってない」なんてよく言えたもんだと、正直呆れてしまった。結局自分のエゴだけなんだなって思ったら、急激にこのドラマに対する愛情も失せてしまいました(苦笑)


「フラーハウス」

 高校生の頃大好きだった「フルハウス」の続編!
 消防士の夫を亡くし実家で暮らすDJの3人の息子の子育てを手伝うため、ロンドンにいた妹ステフと、イベント会社を経営してる親友キミーがタナー家で暮らすことになる。でもステフは無職でずっと家にいるし、キミーの婚約者フェルナンドと娘のラモーナも同居することになって、一家は相変わらずの大騒ぎです(笑)
 みんなにそろそろ新しい相手を見つけるべきと言われたDJ は、かつての恋人スティーブと、一緒に動物病院を切り盛りするパートナーのマットとの間で揺れ動きます。どちらかを選ぶと決めたDJだけど、その間に二人にはそれぞれ彼女ができてしまいました^^;
 結局、新しい彼女と別れたマットを選んだDJ。それに対してスティーブは今の恋人と結婚する決意をします。二人に恋人ができなければ本当はスティーブを選ぶつもりだったDJは、複雑な気持ちを抱えつつもスティーブを応援。でもさ、マットもイケメンで明るくて面白いキャラだけど、やっぱDJにはスティーブしかいないよね。
 フルハウスの頃ステフとキミーが大好きだった私としては、二人の相変わらずの毒々しい掛け合いがまた見れて本当に嬉しい!(笑) さらにキミーの婚約者フェルナンドのぶっ飛んだキャラが最高です。私が本格的に海外ドラマに夢中になるきっかけになった作品のひとつだもん、これからも続いてほしいな!

November 24, 2019

The Crown S3-#5 「ウェールズ公」

 ケンブリッジに在学中のチャールズ皇太子のウェールズ大公叙任式が決定する。
 ウェールズ内でイギリス政府に対する不満が高まっていることを憂慮したウィルソンは、叙任式の際チャールズにウェールズ語でスピーチをしてもらってはどうかとエリザベスに提案。エリザベスがこれを承諾したことにより、チャールズは1学期間ウェールズ大学でウェールズ語を学ぶことになる。
 ウェールズに到着したチャールズは人々のヤジで出迎えられ、自分はけして歓迎される存在ではないことを実感する。しかもウェールズ語の講師ミルウォードは国粋主義者でプライド・カムリの副総裁でもあった。ウェールズ語でスピーチすることがウェールズにとって有益だと考えた彼はチャールズを一人の学生として受け入れるが、夕食の席でチャールズのウェールズに対する無知ぶりを知ることになる。
 歴代の大公と同じく名ばかりでウェールズになど興味もない、せめて興味を持つふりくらいしろとミルウォードに厳しく指摘されたチャールズは、翌日さっそく図書館に出向きウェールズの歴史について調べはじめる。

 チャールズに友人ができないことを気の毒に思ったミルウォードは、彼を自宅に招いて夕食を共にすることに。ミルウォードの妻や息子と会話を交わしたチャールズは、そこで初めて「普通の家庭」というものを目にした。そしてミルウォードと妻が出会った村がイギリス政府によって貯水池となり、水没して今は存在しないという話を聞く。自分たちの声が聞き入れられずいつも中央政府の言いなりにさせられるウェールズの現実に、自分の意見が尊重されない自身の人生を重ね合わせたチャールズは、専門家が書いた叙任式のスピーチに自分自身の言葉を加える決断をする。

 叙任式の招待状をもらったミルウォードだけど、そこはやはり「ウェールズはウェールズ人のもの」という信条があるから出席は断ります。だけど自分の教え子が立派に晴れ舞台を務める姿は、テレビで見てて誇らしく思ったことでしょう。カーナーヴォン城の周囲に集まったウェールズの人々もチャールズのスピーチに聞き入ります。それはミルウォードがチャールズを政治的信条から敵視せず、かといって特別扱いもせず、互いに「人と人」として交流したことがもたらした結果だと思う。別れの際の「よくやったな」って言葉はチャールズにとって本当に嬉しかっただろうし、いい先生と生徒の姿を見せてもらいました。

 ウェールズ語でのスピーチは、当然のことながら王室の人々は聞いてても理解できない。でも後日その内容を知ったエリザベスは、叙任式の後数日間ウェールズをまわって戻ってきたチャールズに「自分の意見を言うなんて」と厳しく叱責します。
 神に近い存在である王室の人間は自分の意見を持つべきではない、という教えを忠実に守ってきたエリザベスと、誰にも自分の意見を聞き入れてもらえないことを辛く思うチャールズ。問題は、どっちの言い分も正しいってこと^^;
 だからって母親であるエリザベスにさえ労いの言葉ひとつかけてもらえないのは、いくらなんでもかわいそうって思ってしまった。幼い頃から軍隊式の厳しい学校に放り込まれていじめに遭い、ようやくケンブリッジで演劇っていう喜びを見出したのに、今度はいきなりウェールズへ行け。自分の意思は何ひとつ尊重されてこなかった若い頃の彼の人生を思うと、カミラと結婚できてよかったね…と思うのは私だけか?(笑)

November 23, 2019

ハウス・オブ・フラワーズ(La Casa de las Flores) シーズン1

 Netflixで配信されているメキシコのドラマ「ハウス・オブ・フラワーズ」のシーズン1を視聴しました。元のタイトル「La Casa de las Flores」の方がラテンドラマっぽくて好きだなぁ^^

ちょっとネタバレあり

 高級生花店「花の館」を母の代から経営するビルヒニア。長女のパウリーナは店の経営を手伝うしっかり者だが、妹のエレーナが連れてきた恋人ドミニクはアメリカ人、末っ子フリアンは定職に就かずフラフラしているという悩みを抱えつつも、ビルヒニアは「理想の家族」を守り続けてきた。
 しかし彼女の夫エルネストのバースデーパーティーが盛大に行われる日、20年前に働いていた女性ロベルタが店で首を吊っているのが発見される。ロベルタはビルヒニアに宛てた一通の手紙を遺しており、彼女の死をきっかけに夫の秘密が次々と明らかになっていく。
 エルネストと愛人関係だったロベルタは彼の出資で生花店と同じ「花の館」という名前のキャバレーを経営し、9歳になる娘のミカエラという隠し子までがいた。パウリーナがこれを知りながら隠し続けていたということに激怒したビルヒニアは、彼女を生花店の後継者から外してしまう。
 さらにロベルタからの手紙には、彼女がエルネスト名義で巨額の借金をしていたことが書かれていた。夫に復讐するためビルヒニアはそれを警察に知らせ、エルネストは財務犯罪で逮捕されてしまう。しかし、しばらくの間刑務所に入ってもらうだけのつもりが、借金が返済されていないことによって、資産や口座がすべて凍結されてしまった。
 店の50周年記念パーティーを3ヶ月後に控え、現金作りに頭を悩ませるビルヒニアと、エルネストの保釈のために奔走する家族。ストレスを抱えたビルヒニアは自分で栽培した変な草(大麻)をたびたび吸うようになる。しかしそれを見た近所の若者に、それを売れば金が手に入ると言われ、以来ビルヒニアはその草を花束の中に隠して売るようになる。

 息子のエルネストは財務顧問のディエゴと成金娘ルシアと二股してるけど、その二股を解消してディエゴとの関係を家族に打ち明けた後も優柔不断にグダグダ。エレーナは婚約者がいるにも関わらずロベルタの息子クラウディオと関係を持ったうえ、ニューヨークでの建築士の仕事を辞めて店を継ぐと言い出すし。エルネストの弁護士として呼んだパウリーナの元夫ホセ・マリアは性転換してマリア・ホセになってるし、ミカエラは屋敷で一緒に住むことになったうえ、3人の子供たちのうちひとりは父親がエルネストじゃないってことも発覚。何かと首を突っ込みたがるお隣さんのカルメラの存在や、大麻売ってることが町の組織にバレてショバ代請求されるしで、ビルヒニアは無事に周年パーティーを開催し後継者を発表することができるのか…?

 ビルヒニアのキャラクターがいい! これだけ問題が一気に降りかかってきてバタバタ大変で苦悩してるのに、その姿にコミカルさを感じる(笑)
 ロベルタは自殺することでエルネストに復讐したけど、彼女がビルヒニアに手紙を残したのは、同じ女性としてビルヒニアにも復讐の機会を与えてあげたかったのかも。「熱が冷めてからの復讐は甘美ね」って名言だわ(笑)
 それに比べてまだまだツメが甘すぎる娘と息子。特にフリアンは本当にバカ。優柔不断なうえ浮気症で最後はディエゴにもクソ野郎呼ばわりされてるし…。パウリーナの偉そうなくせにおっとりした喋り方も精神病んでるみたいで苦手だった^^;
 そんな中で、パウリーナの息子ブルーノと父の隠し子ミカエラの仲良しぶりがとても微笑ましかった。ブルーノも最初はお金持ちのバカ息子っぽかったけど、ミカエラと過ごすうちに責任感が身についたのかもね。
 ビルヒニアの最後の決断はわからなくもないな。ぜーんぶ放り投げて、自由を手にした彼女が向かう先はどこなんだろう。そしてお隣さんカルメラの運命は??

 ラテンドラマだけど、愛と情熱のテレノベラではなくて、一家がドタバタ奔走する姿を描いたブラックコメディーでした。毎回展開も早くて、1話30分程度のエピソードでノベラ10話分くらいの充実感(笑) 久しぶりに一気に楽しめるラテンドラマと出会えて大満足です^^
 引き続きシーズン2も楽しみたいと思います!

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